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【オンラインバンキング】

WebTV、東京三菱銀行と組んでバンキングサービスを開始
今後、保険や証券サービスも予定

■URL
http://www.webtv.co.jp/
http://direct.btm.co.jp/wtv/

インフォセンター「マネー」
残高照会
 ウェブ・ティービー・ネットワークス(WebTV)は18日、東京三菱銀行と協力して12月からインターネットバンキングサービスを開始すると発表した。これにより、電話とインターネットを使ったバンキングサービス「東京三菱ダイレクト」が、WebTVで利用できることになる。

 東京三菱ダイレクトは、電話、インターネット、iモードにより残高や入出金明細など口座照会、登録口座への振替、振込が24時間利用できるサービス。WebTVも含めて、どのアクセス方法を用いる場合でも申し込みは最初の1度だけ。同サービスは、ここ1ヵ月半で1日あたり2,000~3,000人が申し込んでおり、現在約5万人が利用している。そして、年内には10万人に達すると見込んでいる。

 WebTVでバンキングサービスが提供できるようになったのは、これまで許可が下りなかった最新暗号技術の128bit SSLを、セットトップボックスで初めて搭載したことでセキュリティーが向上したことにある。さらに、今回のサービスの場合、東京三菱の独自のセキュリティーもかかる。事前に届け出たパスワードと、アクセスごとに変わる確認番号の2つを用いないと利用できない仕組みになっている。

 東京三菱銀行は「自宅での銀行サービスの需要が高まっている」(江上博EC業務部部長)ことから今後も情報家電を中心にマルチチャンネル化を進めていくとしている。128bit SSL対応版ドリームキャスト用WebTV接続キットでの同サービスも、12月中旬以降に開始される予定。なお、来年9月まではキャンペーン期間としてサービス利用手数料が無料になっている。来年10月以降は月額315円の手数料がかかるが、代表口座店にある預金残高合計か、カードの利用残高が10万円以上ならば手数料は無料。

 一方、WebTVでは今回のサービスを金融サービス第一弾としており、今後2、3ヶ月のうちに保険、証券の分野でも同様にサービスを順次開始していく運びになっている。WebTVでは加入者数等を公開していないが、この金融サービスの提供は「10万台達成できる起爆剤になる」(古川享WebTV代表取締役会長)としている。また、現在は地上波チューナーとアナログモデムで構成されるセットトップボックスを、デジタル衛星放送やケーブルに対応させていくという。

('99/11/18)

[Reported by betsui@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp