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【オンラインバンキング】

シティバンク、インターネットバンキングの登録者は年末10万人突破へ
振込みサービスを開始し、来年には投資信託の売買も

■URL
http://www.citibank.co.jp/
http://www.citibank.co.jp/b_svc/ct_drct/ (シティダイレクト)

 シティバンクは25日、サービスの追加と現況、今後の事業展開について説明した。

 同行が展開するインターネットバンキング「シティダイレクト」に、新たに国内振込み機能を追加し、11月29日からサービスを開始する。振込みは国内のシティバンクと他行の登録先口座(10件まで)に行なえる。2000年3月末までは、振り込み手数料を日本で初めて無料にし、終了後もインターネットバンキングユーザーに対しては手数料と金利を優遇するという。

 1998年12月1日から開始したシティダイレクトの現況は、登録者数が本年7月に5万人を超え、現在8万人を突破しトップクラスになった。そのうちの26%は、支店のない都道府県からの利用だという。毎日の利用者数は5,000から1万人で、平均で1人あたり月に4回利用する。また、今月8日から外貨預金取引も行なえるiモードを利用したシティダイレクト・モバイルを開始したが、1週間で利用者が1,200人を突破した。

 シティダイレクトの登録者数は、年末に10万人を突破すると見込んでいる。今後、さらに機能・取扱商品の強化を行なう予定で、まず来年3月以降の早い時期に投資信託の売買を行なう。ほか、プレミアムデポジット、住宅ローンなどの取引・情報提供、海外振込み機能、マーケット情報の充実を図っていく。アクセス端末も、PC、iモードに限らずゲーム機など様々なものを利用可能にしていきたいという。

 一方、シティグループは10月に日興ビーンズ証券に出資し戦略的業務提携を結んだ。今のところ、日興ビーンズとシティダイレクトが相互に顧客を紹介し合うことで協力していく構えだが、ハブサイト(第3者的な独立共同サイト)を立ち上げそれぞれのサイトにリンクさせるか、現在の両社のサイトで直接リンクを張るか検討しているところだという。 ただし、シティバンクはこのようにインターネット上での展開ばかりに注力することなく、実際の店舗展開も同様に力を入れていき、順次店舗も増やしていく予定だとしている。

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[Reported by betsui@impress.co.jp]


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