■URL
http://www.ecom.or.jp/kawara/sono30.htm
電子商取引実証推進協議会(ECOM)は、9月に札幌で一般の通行者を対象に行なった「EC意識調査」の結果を発表した。それによると回答者の60%が「ECという言葉を知らない」と答えたとのこと。
調査は、9月5日に札幌三越前での「EC体験キャンペーン」の際に行なったもの。回答者は、女性が68%で、年齢層は10代と20代を合わせて73%となっている。具体的な人数は明らかにされていない。
ECという言葉に関する調査では、60%が「知らない」、34%が「聞いたことがある」、6%が「よく知っている」と答えた。また、「ECへの期待度」では、64%が「購入したい」と答えている。ECでの支払い限度額については、「1万円まで」がトップ、購入したい商品としては、音楽CDが最も多かった。
ECOMでは、これまでに主に「ビジネスショウ」などの展示会会場で同様の調査を行なってきた。前回調査では、ECという言葉について、「良く知っている」、「言葉は聞いたことがある」と答えた人の合計は90%(本誌6月22日号参照)。これらの調査は、ビジネスマンが参加するイベント会場であり、なおかつECOMのブース来場者であることを考えると当然の結果といえる。
今回の調査結果では、認知度は低かったが、ECOMでは、認知度に比較して期待度が高くなっており、「2000年以降の潜在EC消費者層と思われる若年層の意識を表すもの」としている。
('99/11/29)
[Reported by okiyama@impress.co.jp / ymasa@wizvax.net]