|
|
■URL
http://www.marimba.com/news/releases/electronicarts2-nov16.html
米Marimba社とゲーム会社のElectronic Arts社は、29日に提携を発表した。Electronic Artsは、今後、Marimbaの「Castanet」テクノロジーを同社のソフトに統合する。
Castanetは、インターネットやイントラネットを通してソフトや関連するデータのアップグレードを自動的に行なう一連のソフトウェア。Electronic Artsでは、今後、同社のオンラインコンテンツの中にCastanetを組込み、ユーザーが常に最新のアップデートを利用できるようにする。また、ユーザーがゲームを起動するたびにソフトのコンポーネンツをチェックし、問題があれば置き換える。これにより、同社はサポートコストが抑えられることを期待している。
Marimbaとの提携について、Electronic ArtsのCTO、Christopher Yates氏は「オンラインゲームを始めた最初の2年間は、会社の中で開発したパッチを当てるためのシステムに依存していた。我々がこの市場にますます関わるようになってくると、そのパッチを当てるシステムを維持し、改良していくための諸経費は、新しいコンテンツの開発や既存のゲームの改良に当てられる方がよいのではないかと気付いたのだ」と述べている。
「プッシュ技術」がもてはやされた頃、Marimbaは一時期インターネットベンチャーの中で最も期待された企業の中の1つだった。当時は、コンテンツをあたかも「放送」のように送り込むための利用法が多かったが、今ではソフトウェアの更新を自動的に行なうための技術として生き残っている。最近では、高速な常時接続が普及の兆しを見せているため、その重要性に注目している人もいる。
('99/11/30)
[Reported by taiga@scientist.com]