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■URL
http://www.mywebos.com/
http://www.mywebos.com/mywebos/pressreleases/myWebOS_Release.doc (プレスリリース：Word形式)
Web上にオフィスで必要とされるすべてのアプリケーションを揃えるという意欲的な目標を掲げたベンチャー「myWebOS」が旗揚げし、同社のサービスのベータ版を発表した。
このサービスにWebブラウザーでアクセスして無料登録すると、20MBのディスクスペースが与えられ、ウィンドウがポップアップする。そこにJavaで作られたさまざまなアプリケーションが並び、あたかも自分のパソコンのWindowsデスクトップであるかのように表示される。オフィススイート「Hyperoffice 2000」はワープロ、email、カレンダー、スケジュール管理など一通りの機能を備えているが、このソフトは無料で利用できる。そのほかに人事管理、旅費の管理、ボイスメールやFAXなどの統合管理ソフトなどは使用量に応じて利用料金がかかる予定。
同社ではこのサービスをISPやASPにライセンスしたり、企業がイントラネットなどで使えるようにライセンス出来るようにしたい考え。そうすれば企業はほとんど使わないようなアプリケーションを社員一人一人に買い与えなくとも、社員が使った分だけ費用を払えば良くなり、コストダウンにつながると同社では考えている。
こうしたWebをデスクトップに見立てるアイディアは新しいものではなく、むしろJavaが出てきた当初はこうした目的のためにJavaが使えると多くの人が考え、そうなればOSは必要なくなるのではないかと思われたものだ。この会社の名前「myWebOS」にもその考えが現れており、WebをOSにしようと戦ったNetscapeの元幹部がこの会社の副社長に名前を連ねているのも理解できるところだ。
今のところ、ベータ版であるせいか目に見えてバグが多く、また立ち上がるまで時間がかかってしまう。そのため、高速な常時接続やコンピュータ環境が必須となるが、それ次第で、SunのStarPortalなどとともに、このようなサービスが広く使われる可能性もありそうだ。
('99/12/1)
[Reported by taiga@scientist.com]