■URL
http://www.cyberdialogue.com/press/releases/ic-privacy.html
「企業にプライバシー情報を提供するのは構わないが、それは企業の情報の利用の仕方による」――こんな調査結果が、マーケティング会社CyberDialogueによって発表された。
それによると、88%の利用者はWebサイトに個人情報を提供することについて「企業が顧客について知るための最善の方法」だと述べている。しかし、その一方で、「押しつけがましいマーケティングのために利用されたくはない」とも考えている。
さらに、'96年の段階では個人情報を送信することでジャンクメールを受け取るのは仕方ないことだと考えていた人が78%もいたのに対して、同じように考えた人は'99年には約50%に減った。また、71%の利用者が「何回も個人情報を聞かれるのは適切でない」と考えており、利用者の個人情報をcookieなどの方法で記憶しておくことも重要だと言えそう。
このほかの調査結果として、1)「インターネットはプライバシーに対する深刻な脅威だ」と考えたのが女性は43%に対して男性は37%と、女性の方がプライバシー問題に関心がある。2)年齢が増すほどプライバシー問題に対する関心が高まる。3)オンライン取引が増えるにつれて、オンラインプライバシーに関する懸念は薄れていく、という結果が出ている。
(1999/12/7)
[Reported by taiga@scientist.com]