■URL
http://www.to-shin.com/
http://www.justsystem.co.jp/news/99l/news/j9912071.html
ジャストシステムは7日、インターネット関連の新会社「投信市場」を設立し投資信託の情報提供サービスを開始したと発表した。
会社設立は11月で、株主構成はジャストシステム73%、浮川和宣ジャストシステム代表取締役社長18%、宮島淳新事業推進室次長9%となっており、投信市場の取締役会長には浮川氏、同代表取締役社長には宮嶋氏が就任。広告収入をメインとして2年後を目処に黒字化を目指すが、当初は月間100万アクセスを目標にしている。
提供されるサービスは、約2,000件の追加型投資信託データ(大和総研提供)、フィナンシャルプランナー(FP)による相談サービス、投資信託に関するニュースや知識習得、掲示板などユーザー同士のコミュニケーションなど。なかで、FPによる相談サービスは、日本ファンドコンサルタント協会との協力体制を構築しており、来年始めには有料で本格的に開始する。同協会(Webサイトは開設予定でまだない)は、投資信託を中心としたファンドの啓蒙と普及を目的として11月11日に設立されたばかりで、登録されている独立系FPは現在約40名。この相談サービス以外は無料で利用できる。
投信市場は、Web上をひとつのバーチャルな「町」として扱っているため、実際にサービスを利用するためには、まず空き地をクリックして家を建て住民登録をしなければならない。登録は無料で、名前(ニックネーム可)、パスワード、E-mailアドレス(公表はしない)を入力して行なう。
同社は、既存ビジネスが伸び悩んでいることもあり、次なる成長の柱としてインターネットを利用したサービスや機能を提供する事業を展開していく方針で、今回がその第一弾。これまで培ってきた日本語処理技術やConceptBaseの情報検索技術を生かすことにより、ユーザーフレンドリーな情報に加工して提供することができるという。今後も、金融に限らず他の分野でも、資本提携を含めて別会社を設立して進めていく。
(1999/12/7)
[Reported by betsui@impress.co.jp]