■URL
http://www.makie.com/magellan.html
マキエンタープライズは、Macintosh用メールソフトの新製品「Magellan」のベータ版を公開、同社Webサイトでダウンロード配布を開始した。複数の言語が混在するメールをMultiScript方式で送受信できるのが特徴だ。
複数言語を扱えるメールソフトはすでにいくつかあるが、Unicodeによる送受信だったため、言語の属性が失われてしまうという欠点があった。例えば、日本語/中国語/韓国語のコード体系では異なる文字が、Unicodeでは形の似た一つの文字に統合されてしまうことがあるため、表示は正常に行なえても、そのデータを出版などで利用することができなかったという。
Magellanでは、Unicodeのほか、MultiScriptによる送受信をサポートしたことで、言語の属性を保持したままメールをやりとりできるようにした。Macintoshで扱える言語のうち、RFCで規定されている11言語(60カ国語以上)に対応。サブジェクトで4言語までの混在、本文では無制限の混在が可能となっている。同社によると、MultiScriptによる送受信方式を開発したのは世界で初めてだとしており、翻訳事業や語学の通信教育などでの利用を見込んでいる。製品版は2000年1月末にリリースの予定。
(1999/12/7)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp / akaike@tym.fitweb.or.jp]