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【サービス】

日本オラクル、「Oracle Applications」を基盤としたASPビジネスを開始
米国とは異なりASPパートナーを通じてサービスを提供

■URL
http://db.oracle.co.jp/news/owa/news.NEWS_DETAIL?p_news_code=337

 日本オラクルは7日、ERP(統合基幹業務アプリケーション)パッケージである「Oracle Applications」を基盤としたASPビジネスの日本での展開を開始すると発表した。

 米国Oracleでは、「Oracle Applications」を使ったASPビジネスをBusiness Online(BOL)と呼び、自社のデータセンターとサポート・運用スタッフが、ネットワーク企業やハードウエア企業などと提携してBOLサービスを提供している。すでに30社、2,000ユーザーを超える実績があり、2000年末までに1万ユーザー、2001年末までに10万ユーザーを見込んでいる。

 米国の場合は、基本的にOracle自身がASPを提供するかたちだが、日本の場合はパートナーとのビジネスモデルが定着していることから、ASPパートナーによりASPを提供していくかたちをとる。日本オラクルとしては、ASPパートナーにライセンスを販売し、同パートナーが望むサポートも行なう。ASPパートナーとして参加予定の企業は、「Oracle Applications」の販売や導入、運用に携わってきたシステム・インテグレーター21社で、そのうちまず4~5社が、来年1‐3月期から本格的にASPサービスを提供していく見込み。

 ASPで提供していくサービス分野は、会計や人事、CRM(Customer Relationship Management)、生産管理を考えているという。ターゲットとする主に中小企業。ユーザー企業は、アプリケーションのみならずハードウェアやネットワーク回線も提供され、システムの保全や保守、管理に伴う設備や人員を保有する必要がなくなる。ユーザー企業の負担は、使用量に応じた従量制の料金(大企業の場合は定額料金、料金は導入企業のケースによって異なる)を予定している。

(1999/12/7)

[Reported by betsui@impress.co.jp]


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