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アクションクリック、成果報酬型のメールマガジン向け広告配信事業を開始

■URL
http://www.actionclick.net/

 中国興業株式会社の代表取締役社長である松本氏ほか、元キノトロープの木寺氏、メールマガジン「今日の雑学+(プラス)」で知られる小橋氏らは、年内にも新会社「アクションクリック株式会社」を設立し、来年の2月よりメール媒体を対象にした成果報酬型の広告配信事業を開始することを明らかにした。代表取締役社長には、中国興業の代表取締役社長が就任する。

 従来のクリック保証型とは違い、広告主が得られた「成果数」に応じて広告料金を支払う「出来高払い」であることが特徴。広告主は、成果獲得数が少なければ、その分の費用だけで済む。また、広告の「単価」も、広告主が決めることができる。

 ここでいう「成果」は、「客が広告主のWebに対して行なった初期レスポンス」を指す。具体的には、ソフトウェアやデータのダウンロード数、プレゼントの申込数、メールマガジンの申込数、通販の申込数などだ。ホームページにアクセスしても、途中で申し込みをやめた、という場合は成果数にカウントしないが、最終的な売り上げや会員制約を保証しないため、たとえば通販の申し込みで、クレジットカードの審査に落ちてしまったケースについては、成果数に含まれる。

 Web上でリアルタイムに効果測定が可能な、DRMS(Direct Response Measurement System)と呼ばれる独自開発したシステムを利用し、フォームのサブミット数に応じた成果広告報酬を決定する。

 媒体側の大きなメリットとしては、媒体側が出稿広告を選べるため、媒体としてのリスクが少ないことだろう。たとえば、成果単価が安すぎる、もしくは、自分の媒体と内容がそぐわないなどと考えた場合は、出稿しなくてもいい。なお、媒体側に支払われる広告料は、広告代理店への手数料15%、アクションクリックへの手数料15~45%(売り上げによって手数料が異なる)を差し引いた額が支払われる。

 なお、広告代理店としては電通が参加予定。参加予定広告主は、ソニー、マクロメディア、DCカード。参加予定媒体として、Pubzine、インプレスグループ、日経BPグループ、HotWired、CNETが予定。

 初年度10億円の売り上げを見込む。

(1999/12/13)

[Reported by junko@impress.co.jp]


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