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【調査結果】

アフリカ系アメリカ人のネット利用は490万人、それでも人種格差は存在

 Cyber Dialogueは10日、人種別のインターネット利用状況について調査結果を発表した。それによると、アフリカ系アメリカ人でインターネットを利用出来る人は490万人で、米国内の人種的少数民族の中では最も多いが、それでも人種の間のデジタル格差は依然として存在するという。

 インターネットにつなぐことのできる人の割合はアフリカ系アメリカ人とヒスパニック系が共に28%だった。またこうした人種的少数民族全体の中でインターネットを利用できる人の割合は31%だが、これは白人の37%に比べて低くなっている。

 このように人種によるデジタル格差は歴然と存在するのだが、同じ人種の中でも収入などの要素によってデジタル格差が存在することも分かった。

 例えば、インターネットを利用できるアフリカ系アメリカ人の平均年収は58,300ドルで、18%は75,000ドル以上の年収があり非常に高いが、同じだけの収入を持つアフリカ系アメリカ人は全体の1%しかいない。教育に関しても、インターネットを利用できる人のうち約3分の1は大学を出ているが、利用できない人で大学を出ている人は10%に満たない。またインターネットを利用できるアフリカ系アメリカ人のうち49%は30歳以下だが、そうではない人の内30歳以下だったのは23%だったことから、恵まれている人が比較的若いことが分かる。

(1999/12/12)

[Reported by taiga@scientist.com]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp