■URL
http://www.i-cap.org/press.html
コンテンツ配信サービス会社の米Akamai Technologiesは14日、非PC機器などがインターネット上のサービスを効率的に受けるための標準プロトコル「Internet Content Adaptation Protocol (ICAP)」の策定を目指し、団体「ICAPフォーラム」を設立した。
ICAP技術は、コンテンツ配信サーバーやWebキャッシュなどのサーバーと、コンテンツを変換し機器に配信するサーバーとが通信し連携できるようにするプロトコル。例えば、携帯電話からWebキャッシュ経由でコンテンツにアクセスすると、携帯電話の画面に合わせてコンテンツが送られてくるほか、携帯電話用にそれをキャッシュされる。このように機器にあわせて自由度の高いサービスが提供できるようになり、あらゆる機器に向けてコンテンツのフィルタリング、データ圧縮、言語変換などのサービスをシームレスに取り扱えるようになるという。
ICAPフォーラムは、2000年2月14日にサンフランシスコで初の会合を開き、ドラフト仕様を発表、2月中旬にIETFに提出する予定。同プロトコルに基づくサービスは、2000年第1四半期にも登場する見込み。
ICAPフォーラムには、Akamai TechnologiesとNetwork Applianceにより運営される。その他、同フォーラムにはCobalt Networks、DoubleClick、Network Associates、Novell、Trend Microなど、約30社が参加している。
(1999/12/15)
[Reported by Hiroyuki Et-OH]