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http://www.rsasecurity.com/japan/news/data/199912151.html
RSAセキュリティ株式会社、株式会社バガボンド、株式会社オン・ザ・エッヂの3社は、セキュリティ情報専門のポータルサイト「ネット・セキュリティ」を開始した。新年を狙ったウイルスなどが懸念されるため、急遽サイトを開設したが、当面は試験運用とし、本格運営は来年の1月を予定。
3社の役割分担としては、セキュリティ情報のメールマガジン「Scan Security Wire」などを手がけるバガボンドがコンテンツの企画・編集を担当。「クリックインカム」などのメールマガジン配送システムなどを運営しているオン・ザ・エッヂがサーバーなどを運営管理し、RSA暗号を実用化したRSAセキュリティが技術情報の提供を行なう。更新は週1回程度。ウイルス発生などの緊急時には、随時最新情報を掲載する。
具体的な内容は、RSAセキュリティが発行するメールマガジン「セキュリティ・ニュース」をベースに、最新のセキュリティ情報や製品情報、ウイルス情報、セキュリティホール情報、用語解説やリンク集なども掲載。バガボンドが有するデータベースをもとに、過去のセキュリティ情報を検索することもできる。
また、トレンドマイクロ、日本ICSA、フォーバルクエーティブらが協賛し、最新情報の提供やウイルスデータベース、オンライン診断などのサービスを提供する予定。このほかに、日本ベリサインとピーエスアイネットも協賛を検討中という。
オン・ザ・エッヂ代表取締役社長の堀江氏は、「特別なセキュリティのない通常のメールで、FTPアカウントのIDやPasswordを送るよう要求する企業もあるなど、全体的にセキュリティの意識が低い。このサイトによって、セキュリティの意識向上につながり、ビジネスしやすくなれば」と語った。
(1999/12/15)
[Reported by junko@impress.co.jp]