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■URL
http://www.s-cash.nttvsop.ne.jp/
NTTコミュニケーションズ株式会社（NTT Com）は、国内の銀行23行とNTTが推進する電子マネー実験「スーパーキャッシュ」を使い、インターネット上での電子チケット販売実験を開始した。NTT Comによれば、世界で最初の実用的実験という。
今回の実験は、スーパーキャッシュ用のICカードリーダーを持っている「バーチャル実験」の参加者1万5千人が対象。スーパーキャッシュを申込むときに、バーチャル実験の参加も希望すると、先着でICカードリーダーなどが貸与される。「バーチャル実験」の参加者は当初1万人を予定していたが、今年の夏に5千人の枠を追加したため、銀行によってはまだ受け付けている。
今回発売されるのは、来年1月から東京都美術館で開催される「モナリザ100の微笑」展のチケットだ。料金はスーパーキャッシュでは前売り価格となるため、1,000円（当日一般：1,200円）。購入するには、専用の電子財布ソフトを使ってWWW上から決済する。すると、電子化されたチケット情報がインターネットを通じて利用者側に送られ、利用者のスーパーキャッシュ用ICカードに自動的に格納されるしくみ。イベント会場では、窓口に設置されたICカード読みとり装置で利用者が持参したICチケットを確認する。
今後のチケット販売としては、東京音楽文化協会などが主催するクラッシックやポピュラーコンサート、来シーズンのJリーグサッカー公式戦（大宮アルディージャ戦）などを考えているとのことだ。
(1999/12/21)
[Reported by junko@impress.co.jp / 金丸雄一]