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中立性を重視した個人投資家向け投資情報・アドバイスサービスを行なうドリームバイザー・ドット・コムが、来年春からの本格開始に向け準備を進めている。
同社は、12月6日に資本金3,500万円で設立されたばかり。ベンチャーキャピタルのベンチャー・イノベーションズや個人約50人に12月24日付で私募による増資を行ない、資本金は7,100万円となる。増資完了のあとに投資顧問業務の申請も行ない、実際に投資する上での売り・買いの推奨も行なえるようにする。増資は、来年早々にも再度行なう予定で、最終的にサービス開始時の資本金は約2億円となる見込み。
会員制をとり、マザーズやNasdaq Japan銘柄、デジタル・コンテンツやネット関連、未公開企業の投資情報を提供する。将来的には、他社の証券アナリストとの提携や自社でも1セクター1人ぐらいのアナリストを配置し、噂などではなく取材等に基づく中立的な情報を提供していくかまえだという。機関投資家ではなく、あくまでも一般の個人投資家向けに発信するので、ベンチマークに比べたパフォーマンスを論じるのではなく、はっきりとした売り・買いの助言を分かりやすくリアルタイムに行なっていく。
設立者で代表取締役の川崎潮氏は、同社設立前はソシエテ ジェネラル証券投資情報部で、クォンツアナリスト(数量分析に基づく投資・市場分析)を務めていた。同証券在籍中には日本で初めて日本株のインターネット指数「SG e-index Japan」(日本企業30社で)の企画・開発に携わった。これまで投資顧問会社は、機関投資家向けのものと投資のセミプロ向けにダイヤルQ2などで仕手株情報を提供する会社に二分化されてきた。川崎氏は「発行会社や関連の投信会社の意向に左右されない一般投資家本位のアドバイスを行なっていきたい」とし、現在出資者や協力者などを募っている。
(1999/12/22)
[Reported by betsui@impress.co.jp]