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■URL
http://www.sgi.com/newsroom/press_releases/2000/january/kasenna.html
米SGIは11日、ストリーミングメディア用のサーバー「MediaBase」の開発部門を分離し、新会社を設立したと発表した。新会社の社名はKasennaで、SGIが少数株主となるほか、ベンチャーキャピタルのU.S.Venture Partners、Alloy Ventures、Entertainment Media Venturesらが出資する。
MediaBaseは、Webベースのコンソールから、ストリーミング配信サービスやネットワーク管理、コンテンツと運用の管理などを取り扱うソフトウェア。RealSystem G2やQuickTime、高ビットレートのMPEG-1、MPEG-2など、主要なストリーミングメディアに対応する。
新会社のKasennaは、広帯域インターネット市場向けに、製品のマーケティングや販売などを行なっていく。SGIのLinuxプラットフォームへの製品強化と合わせて、オープンソースのOS上で動作する、同社では、「スケーラブルでメディアに依存しない、管理・配信ソフトウェアを提供していく」としている。
KasennaのTom Engdahl社長兼CEOは、「MediaBaseは、大学、通信会社、企業、ビデオ・オン・デマンドやインターネットのサイトなど、1,300以上の顧客を抱える、人気の高いメディアサーバー。SGIと密接に協力し、急成長する市場で技術を開発していく」と語った。
(2000/1/12)
[Reported by Hiroyuki Et-OH]