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【オンライントレード】

松井証券、インターネットの株式取引動向の詳細を公表
買付上位15銘柄など日々のデータで個人の物色を分析可能に

■URL
http://www.matsui.co.jp/

1月24日の東証・店頭市場での売買動向
1月24日の売買代金上位銘柄
 松井証券(インターネット取引の名称はネットストック)が、24日から日本で初めて自社の投資家の売買動向を公表する。現在も注文数、売買代金をグラフ等を使ってネットストックのWeb上で公表しているが、もっと具体的で詳細なデータを毎日公表していく。

 公表するのは、買付・売付上位15銘柄の売買代金と売買株数、東証と店頭の市場別の買代金計・売代金計、注文件数・約定件数、東証と店頭の各市場におけるネットストックの売買シェアで、いわゆる「手口」情報。公表するデータは、インターネット経由で処理された注文のみで、電話による注文は含まれない。

 同証券は、インターネット経由の株式取引において現在50%超のシェアを有しており、この公表によってインターネットを経由する投資家、ひいては個人投資家の物色動向を今まで以上に分析、把握できるといえそうだ。

 ただし、公表は当初、ネットストックのQUICK提供マーケット情報と情報端末「QUICK-IS」を通じて行なわれる。同端末は証券会社を中心に設置してあり、個人で使っている向きはまずいないだろう。つまり、ネットストック会員以外の一般個人は実質的にこの情報を入手することは困難だ。

 しかし、松井証券は故意にこのようにしているわけではなく、公表データはメールマガジンなどの方法でオープンにしていくかまえだ。さらに、1日1度の公表ではなく、前場、後場、終日などさらに詳細にしていくことも考えている。

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(2000/1/24)

[Reported by betsui@impress.co.jp]


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