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【電子商取引】

さくら銀行など、シンガポール企業と共同で本格的BtoB事業を展開

■URL
http://www.sakura.co.jp/bank/
http://www.nbexco.com/

 さくら銀行、東芝、三井物産の3社は25日、シンガポールに本社を置き企業間電子商取引ネットワークを展開するbex.com社と共同で、日本においてインターネットを使った大規模でグローバルな企業間電子商取引(BtoB)の事業を開始することで基本合意に達したと発表した。

 日本には、bex.comが昨年10月19日に日本ビジネスエクスチェンジ(NBEX)を設立している。同社に日本の3社が出資(比率は未定)し、資本金を20億円程度までに増資する予定。そして、NBEXの事業を4社が共同で進めていくほか、日本の3社は自社での利用も検討する。

 NBEXは、本年4月を目途に開業しインターネットによるBtoB機能の構築や運営、コンサルティング、カスタマイゼーションを行ない、初年度は350顧客の獲得を目指す。これまでは、各企業が高いコストをかけて独自のEDI(電子データ交換)を構築する必要があったが、このサービスはBtoBに必要な機能をネットワークを通じて提供することにより、売買から流通、資金決済までを合理的に行なうことができる。

 また、すでに稼動しているシンガポール、台湾を中心に東南アジア、中国に商取引ネットワークとリンクがはられ、さらに本年中に米国、欧州での本格的な世界規模のCSP(Commerce Service Provider)ネットワーク網も稼動を開始する予定で、国際間の取引が可能。決済についても、欧州ではABN‐AMRO(オランダ銀行)、シンガポールではDBS(シンガポール商業銀行)、台湾では中国信託商業銀行、日本ではさくら銀行が共同で展開する。

(2000/1/25)

[Reported by betsui@impress.co.jp]


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