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【新サービス】

インターネットでIT技術を教育
日本オラクル「Net Class」

■URL
http://netclass.oracle.co.jp/

 日本オラクルは25日、インターネットを利用したIT技術者向け教育サービス「Net Class」を発表した。日本オラクルが自ら行なう初めてのe-businessで、1月26日より無料の試用サービスを提供、3月27日より有償サービスを開始する。

 「Net Class」はオラクルとインターネットに関連した技術修得のための教育サービス。オラクルの技術者認定制度「ORACLE MASTER」取得者、及びIT技術者を対象としている。受講にはWebブラウザーとRealPlayerG2を使用し、各授業は50~60分で構成され、オンデマンドで提供される。

 試用期間中は「Oracle8i新機能~運用管理」「Oracle8i Oracle Paralle Server」「インターネットセキュリティ(基本/応用)」の3コースを提供。有償開始時にはさらに4コースを追加した計7コースでスタートし、随時コースを追加していく。将来的には講師や受講者のリアルタイムなコミュニケーションを図るライブ形式の授業や、Web上からコースで学んだ技術を実習できる環境の提供なども予定している。料金はオラクルマスター資格を持つ場合は1年間9万6,000円(6カ月6万円)、一般IT技術者は1年間14万4,000円(6カ月9万円)で、オラクルでは今後2年間で約4,000人のユーザーの参加を見込んでいる。

 説明会で日本オラクル研修本部バイスプレジデントの佐藤武氏は、「現在世界で100万人以上のIT技術者が不足しており、IT技術者にも常にアップトゥデートな技術が要求される。今後その傾向がさらに強まることを踏まえ、今回のサービス開始につながった。教材を作る手間が従来のCBT(Computer Based Training)に比べて非常に少なく、新技術にもスピーディに対応できるのがメリット」と述べた。また従来オラクル関連技術のコースを持っている各種学校への対応については、「Net Classは基本的に1to1のビジネス。パートナービジネスは従来通り行なっていく」(佐藤氏)としている。「1to1と言っても、日本の場合は利用は個人、代金は企業の“企業内個人ユース”が多くなるのでは」(佐藤氏)と見ているが、現在のところは企業などに向けた数量割引の予定はないという。

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[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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