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■URL
http://www.tron.org/
トロンプロジェクトを推進する社団法人トロン協会は、パーソナルメディア株式会社、東京大学坂村研究室と、文字コード（TRONコード）の管理および普及促進のための「TRON文字収録センター」を開設することを明らかにした。
TRONコードは、世界のあらゆる文字を収録することをコンセプトにしており、150万字を収録することができる。現在、パーソナルメディアが販売するBTRON3仕様OS「超漢字」には、世界各国の13万字が収容されている。
「TRON文字収録センター」では、TRONコードに収録されていない文字について一般から情報を収集し、コード番号の割り当てを開始する。
まずは、28日から世界各国の13万文字を自由に検索できるサイトを開設。この検索サイトで該当する文字がないことを確認した場合、登録申請（無料）を行なうと、認められた場合にはTRON文字コードが割り当てられる。サイト検索は誰でも利用可能で、通常のWWWブラウザーでアクセスし、検索窓から読み方や部首、構成部品などを入力すると、画像で文字が表示される。東京大学教授の坂村氏は「タダで漢字辞典を提供するようなもの」と語る。
なお、文字収録センターでは、申請のあった文字について未収録かどうかを再確認し、権利や拠点資料に問題がないか確認した後に一般公開して、一定期間後にコードを割り当てるとのことだ。
また、今年の暮れ頃をめどに、ネットワーク経由で必要なフォントをダウンロードできる「TRONフォントセンター」も開設するという。これは、13万文字が入りきらないような携帯端末を対象にしたもので、トロンコードを送った時にだけ、センターから必要な文字をダウンロードできる。図書館などのオンライン文献検索サービスや、人名・地名を扱うサービスなどでの利用を想定しているとのことだ。
(2000/1/25)
[Reported by junko@impress.co.jp]