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【新サービス】

野村総合研究所、内外の金融IT関連レポートが閲覧できる会員制サービス開始
全文日本語で表示され、会員間のディスカッションも可能

■URL
http://crn2000.nri.com

 野村総合研究所(NRI)は26日、金融経営関連ニュースやレポートの閲覧や会員間でディスカッションができるWebサイト「キャピタル・リサーチネット2000(CRNet2000)」を正式にスタートさせたと発表した。

 NRIがこれまで展開してきた「CRNet98」を、今回大幅にバージョンアップさせた。NRI刊行の機関誌「資本市場クォータリー」の論文に加え、「アメリカン・バンカー」や「ファイナンシャル・タイムズ」、「ユーロマネー」など世界の経済有力紙・誌に掲載された金融ITの注目記事など、すべてのレポートを日本語で閲覧することができる。

 このほか、ジャンク債の帝王ミルケンが設立したミルケン研究所レビューの主要記事「ミルケン研究所レポート」、米有力シンクタンク、ブルッキングズ研究所の金融関連リサーチ動向「ブルッキングズ研究所レポート」等々が掲載されており、産経新聞の過去7年間の全コンテンツを検索できる「産経Web-S」も利用可能。ただし、一部の情報はゴールド会員のみが閲覧可能となっている。

 また、金融Netフォーラムは、カレントなトピックスに対する学者や金融実務家からのコメントを集めて掲載し、これを元に参加者が自由に意見を書き込んだり、参加者同士で議論できる仕組み。第1回のトピックは「イトーヨーカ堂、ソニーの銀行業参入をどう考えるか」となっている。

 主な会員対象は、金融ITに関心のある主要金融システム会社や金融機関の経営社層としている。会費は3コースあり、個人向けサービスの「パーソナル」が年間3万6,000円、法人向けサービスの「スタンダード」が同15万円(5ユーザーIDまで利用可能)、制限なくすべてのコンテンツが利用できる法人向けサービスの「ゴールド」が同100万円(30ユーザーIDまで利用可能)。実際に刊行されている「資本市場クォータリー」を購読している向きには割引制度がある。

 レポートのなかで、「資本市場クォータリー」の各レポートの要約と、米国、日本、欧州、アジア各地域の資本市場の主な出来事が年表形式でまとまっている「資本市場日誌」は、会員にならなくとも閲覧できる。

(2000/1/26)

[Reported by betsui@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp