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【新製品】

MarimbaがCastanetの新バージョンを発表

■URL
http://www.marimba.com/news/releases/indy-jan31.html

 Marimbaは31日(米国時間)、同社のプッシュ技術を応用したインフラ管理システム「Castanet 4.5」を発表した。Castanetはイントラネットやインターネット上のパソコンに自動的に、または遠隔操作でソフトウェアをインストールしたりメンテナンスをするための一連のソフトウェア。企業などでは情報システムのインフラを低コストで管理するために使われている。新バージョンのCastanet 4.5は、今年2月中に英語、日本語バージョンが同時に出荷される予定となっている。

 新バージョンでは、ソフトウェアをインストールする方法の選択肢がより広がっている。スクリプトやマクロを使って、インストールの対象となるマシンに応じたインストール方法を選択することができるほか、インストールのどのタイミングで、どのファイルを上書きするか、あるいは削除するか、などといった細かい制御も可能になっている。また、誤ってDLLファイルなどを消去してしまいソフトが起動できなくなった場合でも、遠隔操作で修復できるほか、新しいソフトウェアをインストールてから以前のバージョンを消去したり、あるいは新しいソフトを削除して、前のバージョンやそれ以前の古いバージョンに戻すこともできる。

 一時期プッシュ技術が脚光を浴びたこともあったが、機が熟していなかったこともあってか、多くのプッシュ関連企業が消え去った。しかし、インターネット/イントラネットが一般化するにつれて、プッシュ技術の重要性はかつてなかったほどに増している。Windowsに搭載されているWindowsUpdateも一種のプッシュ技術だし、多くのオンラインゲームではプッシュ技術を使った自前のソフトウェアを作ってオンラインアップデートに利用している。実際Marimbaでは、このCastanet 4.5においても「サードパーティー用にカスタマイズしやすいようにした」と説明しており、今後、多くのソフトに見えない形で内蔵され、私たちが使うようになることも増えてくるかもしれない。

(2000/2/1)

[Reported by taiga@scientist.com]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp