|
|
■URL
http://wwwdb.nokia.com/pressrel/webpr.nsf/mostrecent/C225663600509DEDC2256880003DE0C6?opendocument
フィンランドの携帯電話メーカーNokiaは、米Hewlett Packard(HP)、米IBM、スウェーデンのNocomと提携し、WAP対応のモバイル機器向けのECソリューションを共同開発すると発表した。現在、提携企業と協力してベータ試験を行なっており、製品は2000年上半期に出荷開始される予定だ。
新方式を搭載する携帯電話などのモバイル機器では、ECサイトに簡単にアクセス可能になる。ユーザーは、パソコン上でWAP対応のECサイトにアクセスし、電話番号を入力する。そして用意されているアイコンをクリックすれば、設定がモバイル機器に自動的に無線で送られるというしくみ。同社では、ユーザーが面倒な設定無しにECサービスを利用できるだけでなく、サービス事業者がモバイル向けにサービスを拡大できる利点もあるとしている。
なお、同社では、新技術をモバイル機器向けの配信サーバー「Nokia WAP Server」に統合する。同サーバーはWAP 1.1に対応し、モバイルサービス向けの暗号通信や認証などのセキュリティ機能が組み込まれている。
Nokiaは8日、クレジットカード会社のVisa Internationalと提携し、モバイル機器向けの電子決済技術を開発することを明らかにしている。ECソリューションと組み合わせることで、サイトへのアクセスから電子決済までをモバイル機器で容易に行える技術を提供していく。
(2000/2/10)
[Reported by Hiroyuki Et-OH]