バーテックスリンク、イスラエルのセキュア企業ボルテアと総代理店契約
セキュリティ新製品を相次いで投入

■URL
http://www.vertexlink.co.jp/
http://www.voltaire.com/

「2in1 PC」

「2in1 NET」

　バーテックスリンクは14日、イスラエルのセキュリティ専門会社ボルテアと日本における総代理店契約を締結し、同社開発のセキュリティ製品「2in1 PC」を3月1日から販売開始すると発表した。

　高度なセキュリティーを望んだ場合、通常作業用のPCとインターネット接続用のPCを分けることがある。それに対し、IDEインターフェースを持つPCIバス対応のアドインカード「2in1 PC」を使うことで、1台のPCを完全に切り離された2台のマシンであるかのように動作させることが可能となる。つまり、PCのハードディスクを2つに分割し、それぞれを物理的に遮断することができるわけだ。

　「2in1 PC」の価格は、2in1 PCカードが6万4,000円、既存のネットワークインフラ上でもうひとつのネットワークへの接続を可能とするオプションの2in1 NETハブが11万2,000円。年間の販売目標はPCカードが6,000台、ハブが400台。単体販売のほか、プリインストールPC「セキュアPC」の販売も予定している。

　また、企業向けウイルス対策製品では、ウイルス対策専用PCによりネットワーク内の全クライアントのウイルスデータベースを管理する「アンチドート マネージャ」、PCにソフトウエアをインストールすることなくCD-ROMから起動させてウイルス検査・駆除する「アンチドート サービス ライセンス」を2月15日から販売開始する。

　「アンチドート マネージャ」はソフトウェア単体が8万3,000円から。PCメーカーが出荷時にウイルス検査する場合などに威力を発揮する「アンチドート サービス ライセンス」の標準価格は基本CD-ROM5枚組29万8,000円（ウイルスデータ更新ごとにCD-ROM送付）。

　最後に、サーバ型URLフィルタリング（ホームページ閲覧規制）で世界トップシェアとなっている「SmartFilter」の中国語（簡体・繁体）版リストを追加し、英語、日本語のサイトコントロールリストとあわせた「SmartFilter for ASIA」を中国本土、台湾、マレーシア、シンガポール、フィリピンなどアジア圏を中心に2月15日から販売開始する。価格は、1年間使用権込みのユーザ数無制限で9,400米ドル。

(2000/2/14)

[Reported by betsui@impress.co.jp]