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【新製品】

ドリームキャストで動画メールやテレビ会議が可能に
セガ、専用デジタルカメラ「Dreameye」を6月発売

■URL
http://www.sega.co.jp/sega/corp/news/nr000216_1.html

Dreameye
VideoMail
 セガ・エンタープライゼスは16日、ドリームキャスト専用のデジタルカメラ「Dreameye」を6月に発売すると発表した。撮影した画像をメールで送信したり、ユーザー同士でテレビ電話を楽しめるようになる。価格は未定。

 Dreameyeは画素数が31万画素、解像度が640ドット×480ドットの簡易デジタルカメラ。大きさは幅58mm×高さ80mm×奥行19mm、重さが62gで、白を基調としたシンプルなデザインとなっている。単体でデジタルカメラとして利用することも可能(内蔵のフラッシュメモリーに最大31枚の静止画が記録可能)だが、ドリームキャストと接続することで、ビデオメールやフォトメール、テレビ電話などの機能が利用できる。ビデオメールでは、1通あたり最大25秒間の動画を取り込み、インターネットを通じてドリームキャストのユーザー宛に送信できる。動画データは独自方式で圧縮されるため、パソコンでは閲覧できないが、静止画についてはJPEG形式のため、パソコンユーザー宛に送信することも可能だ。テレビ電話は、インターネット経由で接続するほか、相手の電話番号に直接ダイヤルすることでも接続できる。いずれも動画や音声はかなり粗い印象を受けたが、これは、ドリームキャストに内蔵している33.6kbpsモデムでの接続が前提のため。現在、高帯域向けの圧縮方式も開発中だという。

 これらの機能は、ミドルウェアとしてゲームソフトにも搭載可能だ。対応ソフトの発売は未定だが、ネットワーク対戦ゲームで相手の様子を映し出したり、ゲームのキャラクターに自分の顔の写真を貼り付けるなどの利用方法が考えられる。また、画像認識技術により、特定の色や動きにキャラクターが反応するソフトも提供できるようになるという。このほか、Dreameye向けのWebベースのサービスも開発中だ。

 パッケージには、カメラ本体のほか、接続ケーブルやマイク、専用ソフト「Visualpark」などが付属する。Visualparkには、ビデオメールやテレビ電話の機能のほか、WWW閲覧機能、アドレス帳機能、レタッチソフト「DreamPhotoFun」が含まれている。

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(2000/2/16)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp