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【新サービス】

バーゲンアメリカ、IPO情報に特化した「東京IPO」を開設

■URL
http://www.tokyoipo.com/
http://www.bamerica.com/

 オンラインショッピングを手掛けるバーゲンアメリカは18日、日本の株式市場に新規上場・公開(IPO)する株式の情報に特化したWebサイト「東京IPO」を開設した。

 カバーするIPOは、東証、大証、店頭市場、東証マザーズ、ナスダック・ジャパンで、IPOに関するニュースを提供する「IPOnews」、IPO予定企業の募集要項や財務などを1ページの表にまとめた「preIPO」、実際にIPOを行なったあとの動向を提供する「postIPO」のコンテンツがあり、いずれも無料で閲覧できる。昨年IPOした約100社がすでにデータベース化されているという。

 また、IPO情報とコメントを掲載したメールマガジン「東京IPOマガジン」を毎週月曜日に無料で配信する。これは、すでに昨年11月からすでに配信している「ネット株式IPO」を改名したもの。配信の登録はフォームにメールアドレスを入力するだけで行なえる。現在購読会員数は約7,500。毎日200~300人のペースで増えているという。

 東京IPOを開設することで、これまで機関投資家など一部の投資家しか詳しく知ることが出来なかったIPO情報を、一般の投資家にも提供することでそれら投資家の投資機会の拡大を狙う。

 しかし、本業のオンラインショッピングとはそぐわないようにもみえる。これについてバーゲンアメリカ最高執行責任者Tom Sato氏は「テクノロジーとIPOに関する情報は以前から持っていたのでどのように活用するか機会をうかがっていた」と述べた。

 具体的には、「東京IPOマガジン」には当面広告は掲載せず、バーゲンアメリカの商品紹介を掲載することで販売の拡大を狙うという。バーゲンアメリカの購買層は30代後半から40代後半が多く、ちょうどその年代はIPOに興味がある年代とも重なるとしている。ただ、ある程度メールマガジンの会員数が増えれば他社の広告を入れていくかまえ。それまでは、ブランドの浸透に注力する。

 また、鮎川良東京IPOマガジン編集長は「本年は多数のIPOが見込まれ関心は一段と高まるだろう」と述べた。IPOについては、インターネット関連に引き続き注目はするものの、長期的には遺伝子、バイオ関連に注目したいという。

(2000/2/18)

[Reported by betsui@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp