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【業界動向】

九州松下が米ShareWaveと家庭用広帯域無線ネットワーク機器を開発へ

■URL
http://www.kme.panasonic.co.jp/
http://www.sharewave.com/
http://www.homerf.org/

 九州松下電器は21日、高速無線ホームネットワーク技術の米国大手ShareWaveに100万ドル出資したと発表した。

 これは、昨年5月に交わしたパートナーシップに基づいたもので、両社でホームネットワーク機器業界のリーダーを目指し、本年にも商品化する計画。

 ShareWaveの無線ネットワーク技術「WhiteCap」は、11Mbpsの高速回線であるとともに、音声やデータ、映像などマルチメディアをサポートしている通信プロトコル。家庭において、無線でブロードバンドなネットワークシステムが利用できる。

 同社には、今回の九州松下のほか、Ameritech、APV Technology Partners、Cisco systems、Intel、Microsoft、Philips Electronics NV、SOFTBANK Technology Ventures、Vulcan Venturesなど大手IT企業が出資している。また、昨年7月にShareWaveは無線ネットワークでの送信方式と装置に関する特許を取得したと発表している。

 無線のネットワーク技術ではこのほか、Microsoft、Intel、HP、IBM、日本メーカーなどおよそ100社が標準化を進めているHomeRF(プロトコルはSWAP)があるが、WhiteCapはこれよりも高速の仕様だという。

(2000/2/21)

[Reported by betsui@impress.co.jp]


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