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【業界動向】

米IBM、AT&Tらと提携しインターネット端末を用いた広帯域サービスの運用試験開始

■URL
http://www.ibm.com/Press/prnews.nsf/jan/A7BDCC3FA0D370B48525688E000315FE

 米IBMは23日、米AT&T、米Lycosらと共同で、米証券会社Fidelity Investmentsの顧客向けに、インターネット端末を用いた広帯域サービスの運用試験を開始した。運用試験では、家庭ユーザーに、投資計画ツール、カスタマイズ可能なコンテンツ、オンライン株取引などのサービスを24時間提供する。第2四半期には、Fidelityの顧客向けに本サービスを開始する予定。

 IBMは、携帯型のインターネット端末、コンテンツ配信や機器保守といった運用サービスを提供する。また、AT&Tは、128kbpsから768kbpsまでの回線速度のDSLネットワークを提供する。現在、サービス対象地域は全米50都市だが、2000年末には全米100都市に拡大する予定だ。

 さらに、Lycosは、Webコンテンツやサービスを配信する。Lycosは、カスタマイズ可能なスタートページ「My Fidelity」を提供し、投資家がFidelityの投資リソースやプランニングツール、カスタマイズ機能などを利用可能にする。また、将来的にはIBMとの提携を拡大し、同様のサービスを旅行やスポーツ、教育、音楽などの市場に向けて提供する計画だ。

(2000/2/24)

[Reported by Hiroyuki Et-OH]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp