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【新サービス】

PointCastを超える? 新サービス「EntryPoint」が本格開始

■URL
http://www.entrypoint.com/

 プッシュ技術のPointCast社を買収した米EntryPoint社は、PointCastに代わる新ソフト「EntryPoint」を用いたサービスを本格的に開始した。

EntryPoint EntryPoint社は旧名はLaunchPad Technologiesといい、オンラインショッピング用ユーティリティ「eWallet」を開発したことで知られる。昨年6月にPointCastを買収したあと、8月に社名をEntryPointと改名し、同時にツールバー型のコンテンツブラウザー「EntryPoint」β版を発表した。その後改良を加えて今年2月に正式版を発表。現在はPointCastユーザーに向け、PointCastサービス終了アナウンスと合わせて、EntryPointサービスに関する告知を行なっている。

 「EntryPoint」はデスクトップに常駐するツールバーで、ボタンとニュースティッカー、検索窓などが横長に並んだ形だ。PointCastの流れであるプッシュ技術を取り入れ、さらにWebと連動したコンテンツ表示部分と、新たに加わったツール部分とで構成されている。

eWallet画面。オーダーフォームにカードをドラッグすると必要事項が入力される
 コンテンツ表示部分では、「News」「Sports」などに分類されたボタンをクリックすると、最新ニュースを表示する小ウインドウが登場する。そこから興味のあるニュースをクリックするとWebブラウザーが起動し、該当Webページが表示される仕組みだ。ボタンは他にFun(娯楽)、Travel(旅行)などがあり、またニュースティッカーをクリックしてもWebページを表示できる。天気予報や株価速報では、ボタンの状態から、予報や市場状態が一目でわかる形だ。これらのコンテンツは、EntryPointのWebサイトから、好みに合わせてカスタマイズできる。PointCastと比べると、娯楽やショッピングといったホームユースでのコンテンツが特に強化されている。

 ツール部分の大きな特長は、ソフト「eWallet」との連携だ。ボタンクリックで「eWallet」が立ち上がり(初回はインストールが必要)、オンラインショッピングのオーダーフォームに、送付先などを自動入力できる。またオーディオ再生機能もあり、MP3ファイルや音楽CDの再生が可能だ。検索スペースも用意されている。

 EntryPoint社はこのサービスを「PointCastに対するユーザーの要望を反映し、さらに強化したもの」とし、PointCastユーザーへの移行を促している。気になる日本での展開は、ポイントキャスト社に聞いたところ、現在では全く未定の状態だという。

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(2000/3/7)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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