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【業界動向】

日本の各メーカーも対応機器を開発

英BT、携帯機器向けインターネット接続サービスを世界展開

■URL
http://www.bt.com/btnews-bin/btnews/bt/scripts/btnews_doc.jsp?BV_SessionID=@@@@1789970930.0952669041@@@@&BV_EngineID=calhegdijkhbekfcfkcfcgeo.0&newsItem=9165
http://www.Sharp.co.jp/sc/gaiyou/news/000310.html
http://www.phone.com/news/Archive2000/030900_BT.html

 英通信最大手のBritish Telecom(BT)は、同社が英国内で提供している携帯機器向けのインターネット接続サービスを世界的に展開すると発表した。新サービスは、携帯電話子会社の英BT Cellnetが提供するWAPサービス「Genie」をベースとする。BTは携帯関連の主要企業や30社以上のコンテンツ事業者と提携し、新サービスを開発する計画だ。

 新サービスでは、1999年9月に提携した米AT&T Wirelessなどの携帯電話網を利用する。AT&T Wirelessは、世界15カ国に4,800万人の加入者を擁している。さらに、独Viag Interkom、オランダのTelfort、香港のSmarTone、シンガポールのStarHubなど、世界各国の携帯電話会社と協力し、早期の実用化を目指すという。

 また、1999年10月に提携した米Microsoftとの契約に基づき、企業/一般ユーザー向けサービス用のアプリケーションと携帯機器を共同開発することも発表した。さらに、米Phone.comがポータルソフトやWAPゲートウェイを、米Looksmartがポータルサイトを開設する。また、シャープや松下グループ、NEC、Motorola、Ericssonなどが、BTのサービスに対応した携帯機器を提供する。

 BTはまた、広範なコンテンツ事業者と提携し、携帯機器向けにコンテンツを提供していく。これらの事業者には、衛星放送のBskyB、金融情報Financial Times Information、英紙Guardian、レコード会社EMI、スポーツ紙Sports.comなど、30社以上が含まれる。各社との提携により、分刻みで更新されるニュースや情報、エンターティンメント、音楽、スポーツ情報、オンラインバンキングなどを携帯機器で利用可能にする。

 BTは4月にも試験サービスを開始し、今夏にはBTの合弁会社を通じて本サービスを提供開始、年内には他の提携会社に拡大していく予定。BTは新サービスの開発に1億6000万ポンドを投資する予定。

(2000/3/10)

[Reported by Hiroyuki Et-OH]]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp