|
|
■URL
http://www.amazon.com/exec/obidos/subst/misc/patents.html/102-5270241-0769642
米Amazom.comのCEOを務めるJeff Bezos氏は、同社の「ワンクリック技術」の特許戦略に関する見解をサイト上で公開した。
問題の特許は、同社が1999年9月に取得した「ワンクリック技術」に関する特許。利用者があらかじめ名前やカード番号などを登録しておけば、次回からはユーザー名とパスワードを入力するだけで、一回のクリックで商品購入から決済まで行なえるという基本的な技術。同社は、競合するBarnes&Nobleが同特許を侵害したとして訴えているが、これに対し、普遍的な手法の独占だとして業界から非難を受けている。
Bezos氏は、「多くの人々から同特許を放棄するよう求められたが、他社と競合するための重要な特許であり、権利を維持する」と語っている。また、ビジネス手法やソフトウェアに関する特許は、他の種類の特許とは本質的に異なっており、これらの有効期限を、現行の17年から3～5年に短縮すべきだと主張している。インターネット時代では、優れたソフトウェアの技術革新は3～5年周期で訪れるためだ。このように特許法を改正する際、効力をさかのぼって適用すれば、現行特許の権利消滅まで17年間も待たずに済むとしている。
また、Bezos氏は、ビジネス手法やソフトウェアに関する特許について、特許が認可される前に、一般からの意見を募る期間を設けるよう提案している。
◎関連記事
■Amazon.comがBarnesandnoble.comを特許侵害で提訴
(2000/3/13)
[Reported by etoh@nakajima-gumi.net]