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【業界動向】

米IBM、無線インターネット戦略を発表――Nokia、Palm、Intelなど関連大手と提携

■URL
http://www.ibm.com/Press/prnews.nsf/jan/DA343940A4DDFBC0852568A10055DCED

 米IBMは、インターネット関連の主要企業と提携し、企業向けの無線インターネットサービスを開発すると発表した。今回IBMと提携したのは、携帯電話メーカー大手のEricsson、Motorola、Nokia、携帯機器大手のPalmとSymbian、ネットワーク機器大手のCisco、半導体大手のIntelなど。各社はIBMの製品やサービスを組み込み、無線通信事業者や企業などに、ビジネス向けのモバイルソリューションを提供する。

 IBMとNokia、Motorola、Ciscoは、企業向けにデータサービスを提供する無線ネットワークのインフラを開発する。Nokiaとの提携では、NokiaのWAP技術とIBMのサーバー、音声認識システム、コード変換技術などを相互交換し、無線ネットワークサービスを共同開発する。また、Motorolaとの提携では、Motorolaの無線通信プラットフォームや「VoxML」、WAP技術と、IBMが発表した無線機器向けのサーバー新製品「WebSphere Everyplace Suite」を統合したフレームワークを共同開発する。Ciscoとの提携では、Ciscoのネットワーク技術とIBMの無線通信向けのプラットフォームを統合し、無線インターネット対応のソリューションを開発する。

 一方、Ericsson、Palm、Symbian、Intelとは、各社のプラットフォームに対応するモバイル向けのソリューションを開発する。Ericssonとは、Ericssonの端末に向けたアプリケーションを共同開発。Palmとは、Palmのプラットフォームをベースとする企業向けアプリケーションを開発する。また、Symbianとは、日本の神奈川県大和市に共同開発センターを開設し、IBMの企業向けソフトウェアとSymbianのプラットフォームを統合した企業向け無線プラットフォームを開発する。

(2000/3/14)

[Reported by etoh@nakajima-gumi.net]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp