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■URL
http://www.curio-city.com/press/release.htm
三井物産は16日、EC事業の新会社「株式会社キュリオシティ」を設立したと発表した。三井物産が運営してきたショッピングモール「キュリオシティ」の事業を新会社に移行し、消費者向けEC事業を本格的に展開する。資本金は4億9,000万円で、三井物産のほか、千趣会、さくら銀行などが出資した。
キュリオシティは、三井物産が1995年に立ち上げたECプロジェクト。ショッピングモールとしてはもっとも早い時期に開始しており、CD-ROMとインターネットを連携し、ショッピングサービスやエンターテイメントコンテンツを提供してきた。現在では、無料Webメールやコミュニティ、音楽配信など、集客アップのためのサービスも追加。ショッピングモールへの出店数も800社に及ぶという。今後は、単に商品を売るだけでなく、おすすめの商品や流行の商品を紹介する編集記事を用意するなど、ショッピング指向のコンテンツを充実させる予定だ。新たに参加する千趣会はカタログ通販のノウハウを提供、さくら銀行は電子決済機能で支援していく。
最近では企業が消費者向けECサイトを構築しようという動きが強くなっているが、集客力の面で単独運営は難しく、ショッピングモールが見直されているという。キュリオシティの西澤泰夫代表取締役社長は、集客力アップのためのサービスが同社の強みだとしており、一刻も早く楽天をキャッチアップしてNo.1のショッピングポータルにしたいとしている。
(2000/3/16)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]