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【オンライントレード】

セゾン証券、カード会員に注力するインターネット取引を4月25日から開始
セゾンカード会員の最低手数料は800円

■URL
http://www.saisonet.co.jp/
http://www.saisoncard.co.jp/finance/ssdirect/
http://www.saisoncard.co.jp/ (セゾンカード)

 セゾン証券は17日、同日にWebサイトを新設するとともに4月25日からインターネットを使った証券取引「セゾネット」を開始すると発表した。口座開設用の資料請求は3月21日から受け付ける。

 同証券は、1995年4月に丸一証券と新西洋証券が合併して現在の商号に変更。その後、多い時には10店舗をかまえ対面取引を行なってきたが、昨年5月に全店舗を閉鎖して電話・FAXによる通信取引専業証券となった。資本金は、約13億8,000万円。筆頭株主はクレディセゾン(出資比率49.9%)で、以下、セゾン生命(同9.8%)、勧角証券関連会社の勧角エンタープライズ(同9.5%)、朝日生命(同5.5%)、富士銀行(同4.9%)などが株主。

 通信取引の一層の拡大を狙い、今回インターネット取引を開始することになった。取扱商品は、現物株式、信用取引、投資信託(MMFと中期国債ファンド)で、24時間注文を受け付ける。今夏には、携帯電話によるインターネット取引も行なう予定。

 特徴的なのは、セゾンカード会員向けに優遇手数料を設定するなど、クレジットカード利用者に注力するという点。

 株式売買委託手数料は、現物株式の成行注文が約定代金の0.100%、上限4万円となっているが、下限がセゾンカード会員800円に対し非会員1,400円と差をつけている。同指値注文の場合も、約定代金の0.125%、上限4万円、下限が会員1,300円に対し非会員1,900円となっている。セゾンカード会員の場合は、最低手数料が、成行で800円、指値で1,300円というわけで、これは業界最低水準といえる。口座管理料、開設料は無料。ただし、この手数料体系は本年10月に見直す予定になっている。

 手数料以外でも、セゾンカードのポイントが付与される「セゾン証券ポイントプレゼント」、投信を自動で積み立てる「カードde自動つみたて」などのサービスを受けることができる。

 同証券の口座数は、現在約3万5,000口座ある。今後3年以内に10万口座を目指しており、そのうち5万口座弱をインターネット取引の口座にしたいという。なお、セゾンカードの会員数は現在およそ1,000万人。

◎Webサイト以外の口座開設資料請求先
  フリーダイアル:0120-860-124

(2000/3/17)

[Reported by betsui@impress.co.jp]


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