【業界動向】
メディアエクスチェンジ、管理体制万全の新ハウジングセンターを公開
■URL
http://www.mex.ad.jp/
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ラック設置済みの部分
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データセンターサービスを主体とするメディアエクスチェンジが、24日に新ハウジングセンターの完成披露会を行なった。機能性を高めたハウジングセンターと管理ルームの様子をレポートした。
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サーバー単位レンタルでラック不要のものは、1ヵ所にまとめて管理
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新ハウジングセンターの設立には、同社の予想以上にデータセンターやハウジングサービスのニーズが高まった状況がある。従来のハウジングセンターはサーバーラックが32本入るものだったが、今回の増量で新たにラック89本分、約250平方メートルのスペースが追加された。このうちすでに30本前後のサーバーラックが設置され稼働中だ。基本的に1社に1つのラックを割り当てるものになっている。
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監視ルームはガラス張りで、外からも一目瞭然
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電源管理はメディアエクスチェンジで専用の100KVA無停電電源装置を2台持っているほか、各ラックにはそれぞれ独立したブレーカーが付き、電源トラブルを防ぐ形になっている。ハウジングセンターへの入場は専用のカードと暗証番号が必要で、顧客がラックを開けて操作する場合は同社社員立ち会いのもと、再度カードと暗証番号が求められる仕組みとなる。基本的に夜間は無人だが、緊急時は有人で対応するという。
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Earthnet接続のネットワークカメラ。64方向に転回可能
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今回、セキュリティとネットワーク監視の目的で専用の監視ルームも新設された。監視ルームには20ほどのモニターが設置され、ネットワーク状況をグラフ化して表示したり、ハウジングセンターの様子を監視カメラで見られるようになっている。この監視カメラはハウジングセンターのドアが開くと自動的にカメラの視点が変わり、入室者の様子を詳細に把握できる。またEthernet接続でLAN内のPCから監視・コントロールが可能なネットワークカメラシステムも導入し、よりきめ細かい監視を可能とした。
メディア・エクスチェンジの吉村伸社長は、挨拶で「まだ外見だけの部分も多いが、追い追い形を整えていく。もちろんここで終わりではなく、今後さらに拡大するためのワンステップと考えている」と述べた。同社はすでに楽天市場やBroadcast.comなどのコンテンツサービスのハウジングを行なっており、今回の新センターでさらに拡張を狙う方向だ。
(2000/3/24)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp