INTERNET Watch Title Click

【特集】

無料ホームページサービスを徹底紹介!
PART1〜一目でわかるサービス比較

 あなたはホームページを持っているだろうか。ほとんどのプロパイダーは、契約者に対してホームページスペースの提供を行なっているが、容量が少ない、別料金、機能がそろっていない、あるいはURLにアカウント名が入ってしまって見苦しいなど、不満を持つ人もいるだろう。

 そんなときは、ぜひ無料ホームページサービスを活用してみよう。無料だからとあなどってはいけない。いまや下手なプロパイダのサービスよりも、無料ホームページサービスの方が容量も多く、機能も豊富だったりするのだ。さまざまなサービスがあるので、自分の作りたいホームページの指向に合ったサービスを選べばいい。今回はそういったサービスのいくつかを紹介し、制約や機能を比較してみようと思う。HTMLのわからない人、わからない上にホームページ作成ソフトを持っていない人も安心していい。無料ホームページサービスのいくつかは、ページを自動的に生成してくれるツールを用意している。もちろん、自分でHTMLを書いてアップロードし公開することもできる。FTPソフトを持っていなくても大丈夫。Netscape Navigator/Communicatorなら2.0以上、Internet Explorerなら4.0以上があれば、ブラウザーからファイルを転送することもできる。そういった機能に対応しているサービスもちゃんとある。

 なお、次週は特色あるユニークなサービスを紹介する。

 

●日本向けの無料ホームページサービス

 日本で無料でホームページのスペースを提供してくれるサービスとしては、ジオシティーズ・ジャパン、Tripod Japan、フリーティケットシアター、hoops!、クールオンライン、freeweb、あたりが代表的なところだろう。これらのサービスの機能と制約を比較してみよう。

・ジオシティーズ・ジャパン
http://www.geocities.co.jp/

・Tripod Japan
http://www.tripod.co.jp/

・フリーティケットシアター
http://www.freepage.total.co.jp/

・hoops!
http://www.hoops.ne.jp/

・クールオンライン
http://www.cool.ne.jp/

・freeweb
http://www.freeweb.ne.jp/

容量
掲示板
カウンタ
チャット
商用利用
CGI
ジオシティーズ・ジャパン
12MB
×
×
Tripod Japan
12MB
×
×
フリーティケットシアター
12MB
×
×
hoops!
20MB
×
×
×
クールオンライン  
14MB
×
×
freeweb
20MB
×
×
×

 

 ジオシティーズ・ジャパンでは、商用利用は全面的に禁止だ。商品の宣伝ページの設置はもちろんのこと、シェアウェアの配布や同人誌の販売もできない。また、ジオシティーズ・ジャパンの提供する「ジオガイド」と呼ばれるバナーをのぞき、一切の広告バナー、リンク交換バナー、エクスチェンジバナーなどを貼り付けることはできない。今回紹介するサービスの中ではジオシティーズ・ジャパンがいちばん機能が豊富で、ここに紹介するほかにも日記ツールや画像アルバムツールなどがあるのだが、代わりに制約は厳しい。

 フリーティケットシアターでは、チャットの利用は可能だが、現在は新既登録を停止している。一定の期間と募集人数を決めてチャットの利用者を募っているようだ。

 hoops!では、商用利用は可能としているものの、ジオシティーズ・ジャパンと同じく、hoops!が提供するバナーをのぞき一切のバナーの掲載を禁じている。リンク交換バナー、エクスチェンジバナーなども不可だ。hoops!はもともとサイバーエージェントというクリック保障型バナーを提供する会社が設立したサービスなので、このあたりは仕方ないだろう。

 freewebでは商用利用は可能なものの、事務局の許可が必要と規約にある。freewebを使って商用ページを作成しようとする人は問い合わせてみよう。また、CGI/SSIをユーザーに解放しているサービスは、今回紹介した中ではfreewebだけだ。ただし、サーバに極端な負荷をかけるCGIは事前の承諾なしに削除されてしまうことがあるので注意しよう。

 上記サービスのうち、WWW上からホームページを作成できる「ホームページ作成ウィザード」などのツールを用意しているのは、ジオシティーズ・ジャパン、Tripod Japan、クールオンラインだ。ただし、クールオンラインは最初にページを生成してくれるものの、メンテナンスにはやはりHTMLの知識が必要だ。でなければ、ホームページ作成ソフトを用意しなければならない。

 なお、無料サービスでは長期にわたって更新を怠ると、管理を放棄したものと見なされてページを削除されてしまう場合がある。ジオシティーズ・ジャパンの場合は3カ月、Tripod Japanの場合は1カ月、hoops!の場合は3カ月だ。その他のサービスでは、特に明記されていない。

 

●一番使いやすいのはどこ!? 徹底比較:国内サイト編

 機能も重要だが、やはり自分で使うには、使い勝手のよさが重要だ。ここでは、実際に使ってみた私の感想を10点満点で点数付けをして、一覧にしてみた。なお、今回の速度の評価は、混雑時間帯(午後11時〜午前1時)に私の契約しているプロバイダーを通じてISDN/64Kbpsのダイヤルアップでアクセスしてみたものだ。

(評価者:ウォッチャー/Takayuki Masuda)

評価項目\サイト名
ジオ
Tripod
Free
hoops!
cool
freeweb
登録手続き 
10
10
8
8
10
8
ホームページ更新方法
10
8
8
8
8
5
カスタマイズがどの程度可能か
10
8
5
0
5
5
ホームページ用素材の用意
10
5
0
0
0
0
メールアカウント 
10
5
0
0
0
*105
広告がどのように入るか 
8
10
10
8
8
10
広告収入や特典など
0
0
0
0
0
0
無リンクのファイルが置けるか
0
0
0
0
0
0
規定の特色
5
8
8
8
5
10
速度
10
10
10
10
10
10
合計点
73
64
49
42
46
*5853

 

【総合】

★★★73点/1位:ジオシティーズ・ジャパン
★★ 64点/2位:Tripod Japan
  *5853点/3位:freeweb

49点/4位:フリーティケットシアター
46点/5位:クールオンライン
42点/6位:hoops!

*<お詫びと訂正>

freeweb様のサービス内容について、電子メールアドレスがサービスの一部であるかの ようにご紹介いたしましたが、実際には別サービスであり、その利用を推奨している だけで、メールアカウントはfreewebサービスのアカウントに付随しているものではないとのご指摘を戴きました。当方のチェックミスで関係者の方々にご迷惑をおかけ しましたことをお詫びいたします。(3月31日)

◎どこも変わらない登録手続き

 登録手続きはどこのサービスも基本に変わりはない。必要事項をWebで記入すると、メールでパスワードが送られてくる。登録後、ただちにホームページのアップロードに入れるか、それとも確認のメールを待つ必要があるかくらいで、手順はどこも同じだ。

◎FrontPageユーザーには更新が便利な「Tripod Japan」

 ホームページ更新方法は、ブラウザーからのアップロードに対応しているサービスと対応していないサービスがある。さらに、ブラウザーからのアップロードに対応しているサービスでも、ちゃんとしたインターフェイスを備えているかいないかなどの違いがある。たとえば、ジオシティーズ・ジャパンとTripod Japanはきちんとしたインターフェイスを備えており、FTPソフトがなくてもページを更新できる。これはきわめて主観的だが、使い比べてみた感じ、ジオシティーズ・ジャパンの方がいくらか使いやすいような気がした。ただ、Tripod JapanはMicrosoft FrontPageとの連携機能を備えているので、FrontPageユーザーには使いやすいだろうと思う。

 どこのサービスもFTPソフトがあった方が更新が楽なのはもちろんだが、フリーティケットシアターなどはFTPでアクセスする前にWebからファイルのロックを解除しないと更新ができない。フリーティケットシアターの場合、みな同じユーザー名とパスワードでFTPサーバにログインする仕組みになっているので、他人に勝手に自分のページを書き換えられないよう、このような操作が必要になる。

 ジオシティーズ・ジャパンやTripod Japanでは、Web上のフォームから直接HTMLを編集できる機能を備えている。いちいちファイルを書き換えてアップロードし確認をするのが面倒な人には、こういう機能はうれしい。

◎素材集があるのは、「ジオシティーズ・ジャパン」

 ホームページ用の素材を用意しているのはジオシティーズ・ジャパンだけだ。Tripod Japanで提供されているのは無料素材集へのリンクだけであり、Tripod Japanが自前で用意しているわけではない。他のサービスでは、素材はもちろん、素材集へのリンクも用意されていない。

◎転送もできる「ジオシティーズ・ジャパン」

 メールアカウントを提供してくれるサービスは、ジオシティーズ・ジャパンだけ だ。Tripod Japanでは提携しているLYCOSのフリーメールサービスを利用するよう推 奨しており、freewebでは同社の運営するフリーメールサービスを利用するように推奨している。どちらも、メールアドレスが欲しい場合には別途申し込まなければなら ない。ジオシティーズ・ジャパンのメールアカウントは、提供されたスペースにメー ルを保存しておくことができるほか、指定されたアドレスへメールを転送することもできる。

◎気になる広告の入り方

 広告の入り方は、人それぞれの好みになるだろう。同じページに入れてくれた方が面倒がないという人や、違うウインドウを開いてくれた方がページのレイアウトが崩れなくていいという人もいると思う。ただ、同じページに広告が入るサービスの場合、フレームを使ったページを作るときにはちゃんと設定しておかないと、一画面中のすべてのフレームに自動的に広告が挿入されてしまうので注意しよう。

 広告収入や特典などはどのサービスも提供していない。hoops!ではクリック保障型バナーを使って広告収入を還元するサービスを提供していたのだが、不正使用があったらしく、このサービスは現在停止されている。ただ、この停止が恒久的なものであるかどうかについては明言されていないので、いずれ復活するのかもしれない。

 広告の入り方は以下のとおり。

ジオシティーズ・ジャパン
同一ウインドウに表示
Tripod Japan
別ウインドウに表示 
フリーティケットシアター
別ウインドウに表示
hoops!
同一ウインドウに表示
クールオンライン
同一ウインドウに表示
freeweb
同一ウインドウに表示

 

◎CGI/SSIを使いたい人は「Freeweb」

 リンクされないファイルは、どのサービスでも置けない。パスワードがないと閲覧できないようなファイルも置くことができない。すべて公開が原則だ。

 規定の特色では、商用利用ができるかどうかを重視したが、freewebはCGI/SSIを解放しているので高い得点を付けてみた。掲示板やカウンタなどの基本的なツールはほとんどのサービスで用意されているが、特殊なCGIを使いたい場合はfreewebが唯一の選択肢ということになるだろう。海外のサービスではCGI/SSIを解放しているサービスも多いが、国内の今回紹介するサービスの中でCGI/SSIを解放しているのはfreewebだけだ。

◎速度はどこも変わらず

 速度は、どのサービスも変わらなかった。下手なプロパイダーよりも、無料サービスの方がバックボーンはよく整備されているという印象だ。混雑時間帯でも、それほどのストレスもなくページを閲覧することができた。

 

●日本語も使える!米国の無料ホームページサービス

 海外のサイトでも数多くの無料のホームページスペースが存在するが、では、機能や使い勝手はどうだろうか。そこで、手続きは英語だが、実際に日本語のページを作ったり、掲示板などを運営する上では問題ないものの中から代表的なものを取り上げた。

 まずは、サービスの機能と制約を比較してみよう。

・Yahoo! GeoCities
http://geocities.yahoo.com/home/

・Tripod
http://www.tripod.lycos.com/

・Netcenter Site Central
http://home.netscape.com/sitecentral/index.html

・XOOM.com
http://xoom.com/

・Prohosting
http://free.prohosting.com/

容量
掲示板
カウンタ
チャット
商用利用
CGI
Yahoo! GeoCities
15MB
×
×
Tripod
11MB
×
Netcenter Site Central
11MB*
×
×
×
XOOM.com
無制限
Prohosting  
15MB
×

*NetCenterのイメージライブラリーからの画像利用は11MBの容量にカウントされない。

 今回は評価の対象外としたが、日本でいうLivedoorのように、単なる無料ホームページサービスだけでなく、プロバイダーとしてのアクセスも無料であるサービスが多いようだ。日本のサービスと比較してみると、今回評価対象でないサイトも含めて、全般的に日本のサイトでは不可、もしくはサービスしてないことが可能になっているところが目につく。

 たとえば「XOOM.com」はディスクスペースの容量が無制限で、掲示板やチャット、カウンター、CGIの利用など、今回評価した項目はすべて利用できる。単に機能だけ見てみると、これだけの機能を併せ持つ日本の無料サービスサイトはまだない。

 また、CGIを利用できるサービスも、日本に比べて格段に多い。商用利用やクリック広告からの収入なども、幅広く行なわれている印象がある。今回とりあげた中では、唯一Yahoo! GeoCitiesが商用利用できない。

●一番使いやすいのはどこ!? 徹底比較:海外サイト編

 機能も重要だが、やはり自分で使うには、使い勝手のよさが重要だ。ここでは、実際に使ってみた私の感想を10点満点で点数付けをして、一覧にしてみた。日本サイト編に比べて、少々辛い配点だが、これは英語で説明されているサイトをあえて使うと言うことで、それも加味しての採点とした。今回の速度評価は、接続環境CATV 128kbps(バックボーンODN 3Mbps)で、日中や深夜などさまざまな時間帯でアクセスしてみたものだ。

(評価者:ウォッチャー/yuy@ibm.net)

評価項目\サイト名
Geo
Tripod
NetC
XOOM
Prohost
登録手続き 
2
6
6
6
4
ホームページ更新方法
10
10
6
8
2
カスタマイズがどの程度可能か
6
8
4
8
10
ホームページ用素材の用意
8
10
4
8
0
メールアカウント 
10
4
4
4
0
広告がどのように入るか 
4
6
4
4
10
広告収入や特典など
0
6
0
6
0
無リンクのファイルが置けるか
0
0
0
6
10
規定の特色
4
6
6
6
8
速度
6
8
4
4
8
合計点
50
64
38
60
52

【総合】

★★★64点/1位:Tripod
★★ 60点/2位:XOOM.com
  52点/3位:Prohosting

50点/4位:GeoCities
38点/5位:Netcenter Site Central

 

◎手続きがめんどうな「GeoCities」

 まず、登録手続きだが、言葉の問題を除くと、日本のサイトと基本的には大差ない。ただし、GeoCitiesは英語の長いアンケートに答えないとならないのいけないので減点した。また、Prohosting.comは登録後30分程度待たないとサイトができないため、減点した。なお、ブラウザーからのアップロードは、Prohosting.com以外はすべて対応している。

◎素材集は「Tripod」がオススメ

 ホームページ用素材では、TripodはTripod Japanとは異なり、自前の素材が豊富に用意されている。また個人の画像ファイルをWeb用に加工できたりアニメーションを簡単に作れる機能もある。一方、GeoCitiesはジオシティーズ・ジャパンよりも素材が少ない。

◎メール機能は「GeoCities」が充実

 GeoCitiesは日本と同様にスペースにメールを溜めておくことができるほか、指定したアドレスへ転送したり、POPで取り込んだりできる。Tripodでは、提携しているLYCOS系のWebメールサービスを使うようになっている。XOOM.com、NetCenterはWebメールサービスのみだ。Prohostingではスパムメールの中継に悪用されたことから、メールサービスは現在のところ中止している。

◎気になる広告の入り方

 広告の掲載義務がない「Prohosting」はとりあえず満点だろう。また、好みによって表示の仕方を選択できる「Tripod」も嬉しいところだ。なお、広告収入の還元などは「Tripod」、「XOOM.com」が行なっている。

 広告の入り方は以下のとおり。

Yahoo! GeoCities  
同一ウインドウに表示
Tripod
同一/別ウインドウの選択が可能
Netcenter Site Central
同一ウインドウに表示
XOOM.com  
同一ウインドウに表示
Prohosting
掲載義務なし

 

◎リンクしていないファイルが置ける「XOOM.com」、「Prohosting」

 日本のサービスではほとんど行なえないが、XOOM.comとProhostingでは可能だ。なお、Prohostingではさらにサブディレクトリーを掘ったり、ファイルにパスワードによるプロテクトをかけることもできる。

◎全体的に速度は不十分

 さすがにどれも海外にあるだけあって、国内のサービスに比べると速度は遅い。時間帯(とりわけアメリカのピーク時)にもよるが、CATV 128kbps(バックボーンODN 3Mbps)の環境で試したところ、XOOM.comはどのような時でもアクセスにイライラさせられる。CATVでこの状態なので、ダイアルアップ56kbpsくらいでは相当イライラすると思われる。また、NetCenterはそんなに遅くはないが、一時的に「Not Found」になることが多く、不安定なのが気になった。

 

●英語のハードルを越えて使う価値はある?!日本のサービスと比較

 ディスクスペースが無制限である、CGIの利用などについての制限が緩やかであるなど、日本の同種のサービスでは受けられない機能があるのは嬉しいところ。英語がある程度できて、そのあたりの機能を積極的に利用したいと考える人にはいいだろう。

 たくさんの機能を使いたいヘビーユーザーには「XOOM.com」や「Prohosting」がオススメだ。ただ、XOOM.comは特に自由度が高いだけあって、世界中のユーザーが集まっているようで、速度の点では満足できないかもしれない。その点ではスペースが15MBで十分という人には、広告掲載義務のない「Prohost」の方がよいだろう。その他のサービスについては、速度や手間などを考えると、国内のサービスでも足りるのではないだろうか。

 なお、海外サイトで心配される文字化けだが、Webメール以外では、日本語でも大丈夫だ。

(2000/3/27)

[Reported by Takayuki Masuda/yuy@ibm.net]


INTERNET Watchホームページ

ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp