■URL
http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/00/whatnew0404.html(NTTドコモ)
http://www.casio.co.jp/productnews/pocket_postpet.html(カシオ)
http://www.so-net.ne.jp/p-tan/(So-net)
ポストペットの開発者八谷氏
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株式会社NTTドコモ、ソニーコミュニケーションネットワーク株式会社、カシオ計算機株式会社の3社が提携し、ポストペットやネットサーフィンなどが楽しめる端末「ポケットポストペット」を開発したと発表した。4月12日よりNTTドコモブランドで販売する。価格は35,800円。
モモを形どった端末
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端末の裏。ケーブル内蔵
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端末の外形寸法は、幅153×奥行き94×高さ35mm。ポケットボードよりも少々大きい。デザインはポストペットのメインキャラクター「モモ」をイメージしたもので、ピンクと白でまとめられている。3.2インチの4,096色カラーSTN液晶を搭載しており、ROM16MB、RAM8MB(ユーザーエリア2MB)。操作は、付属のペンとキーボード、十字キーで行なう。ポケットボードと同様に、背面には携帯電話を接続するためのケーブルが内蔵されている。なお、接続できる携帯電話は、NTTドコモのPDC端末およびドッチーモのみ。マルチメディアカードスロットと赤外線通信も内蔵している。
ポケットポストペットで新しく付加された機能としては、手書きの文字やイラストが送信できる「おえかきメール」、赤外線を通じて対戦できる対戦ゲームがある。
赤外線を通じて対戦
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「お絵かきメール」は、スケッチブックをイメージした画面上にペンで入力する。家やビルなどのスタンプも用意されている。画像は、GIFの添付ファイル形式で送られる。ただし、おえかきメール以外の添付ファイルは受け取れない。
対戦ゲームは、日頃どれだけ可愛がられているかを競う「かわいがられ自慢大会」、ペットのダンス大会「ダンスエクスプレス」、算数のテストを競う「小テスト地獄変」の3種類がある。ペットの宝ものやお小遣いを賭けて行なわれ、勝った方がもらえる。対戦では、特にユーザー(ペットの飼い主)が操作することはない。通信でデータを交換したあとは、ただ見ているだけなので、日頃いかにペットを育てるかが重要になってくる。また、ペットの部屋である場所をクリックすると、なつかしのゲーム「カシオ・ゲーム電卓MG-880」を再現したゲームも楽しめる。
ペットとのコミュニケーションもパソコン版と同じように行なえる。洗う、状態を見るといった操作は、キーボード部分の専用ボタンを押す。ペットをなでる、たたくといった場合は、ペンで画面上にいるペットを触る。
なお、ペットの行き来は、パソコンやCE版とも問題なくやりとりできるが、ペットデータの互換性はないため、ペットの引っ越しはできないとのことだ。
so-net入会の特典
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ポストペットが楽しめるだけでなく、WWWブラウザー(HTML3.2準拠)も内蔵しており、ネットサーフィンも楽しめる。さらに、スタンプが貼り付けられるカレンダー機能(予定など、文字の書き込みは不可)や、上司などの2倍払いを設定して割り勘計算ができる電卓機能などもある。従来のモバイル端末にはない、おもしろいアイディアが満載だ。
専用ストラップ
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インターネットネット接続するには、別途プロバイダーとの契約が必要になる。どのプロバイダーでも利用できるが、So-netのサインアップソフトとNTTドコモのMoperaのサインアップキットが内蔵されている。なお、端末からSo-netに入会すると、ポケットポストペットユーザー専用のアドレス××@ppxx.so-net.ne.jp(PPはポケットポストペットの略)がもらえるほか、名前とメールアドレスを印刷した名刺、シールなどがもらえる特典がある。
このほかに、端末をバッグのように持ち歩ける専用ストラップやポシェット型のケースやソフトケースなどの専用アクセサリーも販売予定。これまでの端末にはないほど、見た目も中身も非常に可愛い。少々値段が高い気もするが、手の届く範囲だろう。液晶も非常に綺麗で見やすく、若い女性の支持を得られそうな端末だ。
(2000/4/4)
[Reported by junko@impress.co.jp]