America Online(AOL)は4日、高速回線、DSL、ケーブル接続、衛星接続を利用しているユーザー向けに、高速回線向けのコンテンツを提供する新しいサービス「AOL Plus」を開始した。
この機能はすでにAOLの専用クライアントソフト「AOL 5.0」に組み込まれている、回線速度を識別する「Speed Detect」機能により、一定以上のスピードであれば高速回線向けのコンテンツを提供するようになっている。このAOL Plusが稼働している状態では画面の右隅に「AOL Plus Tower」が表示される。
この新サービスは、CNN、CBS Sports Line、CBS MarketWatch、CNET、Spinner.comなど多数の企業からのコンテンツが提供される。例えば、CNNやFOXNewsは、ストリーミングビデオでニュースを配信し、Travelocity.comは、旅行番組をテレビ並のフルモーションビデオで放送する。また、Spinner.comは高速回線の利を生かし、CD並の音質の音楽を提供するという。
AOLではこのサービスを拡大していく予定で、数カ月以内に新しいコンテンツ、ショッピング、ゲーム、自動車情報、不動産情報などのコンテンツを用意したい考えだ。
(2000/4/5)
[Reported by taiga@scientist.com]