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【調査結果】

パーソナライズサービスのためなら個人情報を提供してもいい~米調査

■URL
http://www.personalization.org/

 便利なサービスが受けられるのなら、自分の個人情報をWebサイトに提供してもいいと考える人が多いという調査結果がPersonalization Consortiumによってまとめられた。

 これによると、「本当に自分向けにパーソナライズされたオンラインサービスを受けるためなら、進んで個人情報を提供する」という設問に「非常によくあてはまる」と回答した人は10%、「あてはまる」は41%あった。これに対して「あてはまらない」は11%、「まったくあてはまらない」は4%で、個人情報を提供してもいいと考える人が提供したくないと考える人を大きく上回った。実際に、パーソナライズサービスを便利だと考えている人が多く、「名前や住所などの基本的な個人情報がWebサイトに登録されていると便利」という設問には、31%が「非常によくあてはまる」、42%が「あてはまる」と回答。一方、「以前にも提供したのに、再度個人情報を要求してくるWebサイトはわずらわしい」と考えている人が多く、この設問に対して24%が「非常によくあてはまる」、38%が「あてはまる」と回答している。

 調査は2万人を対象に電子メールによって行なわれ、約4,500人からの回答を得た。同調査ではこのほか、パーソナライズサービスに必要と思われる個人情報をたずねたアンケートや、cookiesについてどの程度理解しているかをたずねた結果がまとめられている。なお、Personalization Consortiumは、パーソナライズ技術の適切な利用を推進するためにこの4月に設立されたばかりの団体で、American Airlines、Peppers and Rogers Grpup、DoubleClickなど26社が参加している。

(2000/4/10)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp / taiga@scientist.com]


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