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【業界動向】

米Microsoft、日本のCATV会社タイタスへの資本参加を正式発表

■URL
http://www.asia.microsoft.com/presspass/press/2000/Apr00/MediaOnePR.asp
http://www.asia.microsoft.com/japan/presspass/releases/041100titu.htm

 米Microsoftは10日、日本のCATV大手である株式会社タイタス・コミュニケーションズの株式を、米MediaOne社から取得したことを正式に発表した。金額や比率は公表されていない。今までMicrosoftは、さまざまなISPや通信事業者に数%程度出資しているが、それらとは違って比較的大きな比率だという。経営陣などの変更はない。

 Microsoftでは今回の出資の目的について「ブロードバンド技術の統合を促進」するためと語っており、プロバイダー事業などのインフラ事業そのものとしての利用は否定。音声・データ・ビデオの統合サービスを挙げ、「時・場所・機器を問わずインターネットに接続」できるようにする同社のビジョンの一環だと説明している。

 タイタスは、東京都・神奈川県・千葉県・北海道などでCATV事業を行なっており、CATV回線を使った電話やインターネット接続サービスも提供している。1995年に米MediaOne Internationalが60%、伊藤忠商事と東芝が20%を出資して設立。なお、MediaOneは1999年、AT&Tとの合併に合意している。

(2000/4/11)

[Reported by masaka@impress.co.jp]


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