■URL
http://www.kdd.co.jp/press00/00-014r.html
http://www.qualcomm.com/
http://www.kuni.co.jp/
KDD株式会社、米Qualcomm、株式会社クニリサーチの3社は、電子メールソフト「Eudora」の新バージョンを使った広告配信事業に関する業務提携を結んだと発表した。新バージョンである「Eudora 4.3」は、5月にベータ版が公開され、6月には製品版が発表される予定。
画面は英語版
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Eudora 4.3では、1つの製品で、有料であるPro版の「Paid mode」、機能を制限した「Light mode」、広告表示によってPro版のフル機能を無料で使える「Sponsored mode」の3モードが用意されている。今回、KDD、クニリサーチ、Qualcommの提携により、Sponsored mode向けの広告配信事業が開始されることになった。ユーザーがメールを受信中に、広告管理サーバーから広告が配信され、画面左下の専用ウィンドウに表示されるようになっている。クニリサーチでは、広告表示部分には、ニュースや天気予報を配信することも可能だとしている。
メールソフトとしては、フィルタリング機能や検索機能、ソート機能が強化されているほか、Paid modeでは、携帯電話への転送設定、送信者ごとに着信音を変えられる機能なども備えている。クニリサーチによると、広告表示なしで機能が制限されているLight modeでも、「Outlook Express」や「Netscape Mail」並みの機能を持っているとのこと。
なお、現在Paid modeの価格は未定だが、従来バージョンのユーザーは、無償でアップグレード可能とのこと。
(2000/4/12)
[Reported by okiyama@impress.co.jp]