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【業界動向】

Windows版のIE 5.5はW3C標準に未対応――米開発者団体が批判

■URL
http://www.webstandards.org/ie55.txt

 ソフトウェア開発者団体の米Web Standards Project(WaSP)は10日、Microsoft社のWWWブラウザー次期版「Internet Explorer(IE)5.5」のWindows版について、W3C標準仕様に一部対応していないと批判した。

 同団体によると、IE 5.5は、W3C標準のDOM Level 1のコアとCSS1仕様の一部を実装していないという。これにより、Web開発者は、シェアが最大であるMicrosoftのブラウザーに合わせたWebページを作成することになり、標準仕様に則ったドキュメントを作成することがほとんど不可能になると非難している。また、W3Cでの標準化作業にMicrosoft自身が参加しているにも関わらず、Windows版のIE 5.5ではそれらの実装が見送られたようだと指摘している。

 なお、WaSPでは、3月末にリリースされたMacintosh版のIE5、また、4月初めにリリースされたNetscape 6のプレビュー版は、W3C標準に準拠しているとしている。

(2000/4/12)

[Reported by etoh@nakajima-gumi.net]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp