■URL
http://www.ibm.co.jp/services/consulting/fin000417.html
http://www.surugabank.co.jp/
スルガ銀行と日本IBMは17日、本年2月に共同で実施した「インターネットバンキングに関する意識調査」の結果を発表した。
この調査は、インターネットバンキングの利用状況や今後の商品・サービスに関するニーズを把握するため、インターネット(アンケート専門サイト)を通じて全国の20歳以上の男女5,872人を対象に2月4日から14日までの11日間実施したもの。
回答者は、男性50.5%、女性49.5%の比率で、年代別では30代が45.9%と最も多く、次いで20代が36.2%、40代が14.3%、50代以上が3.5%となっている。
インターネットバンキングの申込・利用状況については、「申し込みをしていない」と答えた人が80.4%と多数を占めている。「申し込んでいる」と答えた19.6%のなかで、「実際に利用している」と答えた人は10.7%、「申し込んだが1度も利用していない」と答えた人が6.7%だった。実際に利用している人の割合は、20代の5.9%に対して60歳代以上が18.8%と、年齢が高くなるほど高い傾向が見られたという。
申し込んだ理由については「いつでもどこでも銀行サービスが受けられる」が75.4%と最も多く、次いで「興味や関心があり1度試したかった」が51.7%、「申し込み手数料が無料」が47.6%あった。
利用サービスでは、「残高照会」が96.8%と圧倒的に多く、「入出金明細紹介」が84.8%、「振込み」が69.4%とこちらも利用者が多い。
今後利用したいサービスとしては「住所変更」や「オンラインショッピング決済」、電子メールによる通知」など多数のニーズがよせられた。オンライン証券取引を行なっている層は、証券取引のための決済口座やローンのニーズが高かった。
インターネットバンキングの利用機器については、「パソコン」との答えが95.4%と大多数だが、「iモードなど携帯電話」も11.3%と1割を超えている。iモードなどの利用は20歳代前半の女性では30%と非常に高く、若い女性を中心に普及していることがわかった。
インターネットバンキングを利用したい金融機関のイメージや特徴については、「24時間利用可能」が37.6%、「手数料が安い」が26.2%と、この2つが最も望まれている。半面、「現在取引している」と答えたのが13.8%、「近くに店舗がある」が7.5%、また、「使いやすい画面が用意されている」が2.0%と、この辺はあまり重要視されていない。
(2000/4/17)
[Reported by betsui@impress.co.jp]