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【業界動向】

KDDとジェイ・キャストほか、インターネット地域情報実験を開始
アクセスポイントから地域を判断、最適なコンテンツを配信

■URL
http://www.kdd.co.jp/press00/00-014r3.html (KDD)
http://www.j-cast.co.jp/ (ジェイ・キャスト)

配信デモ画面  KDD、ジェイ・キャスト、電通、凸版印刷、日本テレコムの5社は「インターネット地域情報コンソーシアム」を設立。4月25日より6月26日の2ヵ月間、インターネットで地域情報を活用するための実験を神奈川県で実施すると発表した。

 実験は神奈川県在住のNEWEBおよびODNの会員・約5万人が対象となり、県内を横浜・川崎、湘南、小田原、相模の4地域に分けて行なわれる。
 会員がダイアルアップ接続でプロバイダーのトップページにアクセスすると、アクセスポイントから会員の居住地域を自動的に判断、最適な地域のコンテンツを配信する仕組みだ。アクセス初回時のみ、実験に参加するかどうかの質問画面が登場する。

 提供されるコンテンツは、地元の出来事を届ける「きょうのNEWS」、イベント・買い物情報の「かながわマル得情報」、横浜ベイスターズなど地元スポーツチームの試合速報、地元FM局のプログラム紹介他になる。コンテンツは神奈川新聞社の情報をもとに毎日更新される予定で、地域の災害・事故やおくやみ情報など、これまでのWebにはなかった身近な報道がメインという。
 インターネット地域情報コンソーシアムでは、この実験を通して、地域情報に適したコンテンツや効果的な受配信方法などを調査・研究する予定だ。

(2000/4/21)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp