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【調査結果】

大阪圏はケータイでコミュニケーション? インターネット利用実態調査結果

■URL
http://www2.rad.co.jp/eM/report/006wm200003/index.htm

 市場調査を行なっている株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメントは、首都圏と大阪圏のインターネット利用実態調査結果を発表した。Webの利用と、インターネットメールアドレスの保有・利用の状況などを調べたもの。調査は、東京40km圏、大阪20km圏内の18才~69才の男女個人に対し、質問紙による留置調査法で行なったもの。サンプル数は1,000。

 調査結果によれば、Webの閲覧もしくは電子メールの利用経験者は、首都圏が38.7%。、大阪圏が33.2%。首都圏の5人に2人、大阪圏の3人に1人がインターネットの経験があるという。

 使い方を比較してみると、Webと電子メールの両方を利用している割合は、首都圏78.0%に対し、大阪圏では58.6%と少ない。一方で電子メールだけを利用している割合は、首都圏が16.8%に対し、大阪圏は29.4%と若干高く、大阪圏では電子メールでのコミュニケーションがより広く浸透していると思われる。

 さらに電子メール利用者の利用環境を見てみると、首都圏、大阪圏ともトップは「デスクトップパソコン」が7割近くを占めている。興味深いのが2番目で、首都圏は「ノートパソコン」37.3%に対し、大阪圏では「携帯電話・PHS」が34.0%を占めている。なお、3番目は逆転して首都圏が「携帯電話・PHS」で16.1%、大阪圏は「ノートパソコン」で27.7%。

 この結果を見てみると、首都圏は多機能なツールを活用する傾向があるのに対し、大阪圏は携帯電話などで手頃にコミュニケーションを楽しむ傾向にあるようだ。

 なお、現在のインターネット接続方法の不満点に対しては、首都圏、大阪圏ともに「電話料金が高い」、「通信速度が遅い」がトップを占めている。

(2000/4/21)

[Reported by junko@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp