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【業界動向】

ソニーが次世代携帯電話向けにシンビアンとTIの技術を採用

■URL
http://www.symbian.com/news/2000/pr000426.html
http://www.tij.co.jp/jsc/docs/news/scj0036.htm

 英Symbianは26日、ソニーが次世代携帯電話向けに、Symbianの携帯機器向けプラットフォームと、米Texas InstrumentsのプログラマブルDSPを中核とするプロセッサ・エンジン「Open Multimedia Application Platform(OMAP)」を採用すると発表した。

 Symbianのプラットフォームは、スマートフォンなどの無線機器に対応するOS、システム層、アプリケーションエンジン、ユーザーインターフェイスを提供する。さらに、JavaやBluetooth、WAPなどを組み込む予定だ。

 また、TIが1999年5月に発表したOMAPは、次世代の無線インターネット機器やモバイル機器向けに、マルチメディアアプリケーションや広帯域の無線データサービスの配信を可能にする低消費電力のプロセッサ・エンジン。現在のデジタル携帯電話の約60%に搭載されているDSP「C54x」とソフトウェア互換性を維持し、第2世代(2G)、第2.5世代(2.5G)および第3世代(3G)携帯電話の標準仕様に対応している。

 ソニーは、Symbianのプラットフォーム、OMAPおよびメモリースティックを搭載する次世代携帯電話を開発する計画。ソニーのパーソナルITネットワークカンパニーのプレジデント、井原勝美氏は「将来の広帯域データサービスにおいて、2.5Gと3Gの携帯電話には強力なプロセッサ・エンジンとオープンなOSが必要となる。TIのOMAPとSymbianの技術が不可欠なものになると確信する」と語った。

(2000/4/27)

[Reported by etoh@nakajima-gumi.net]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp