INTERNET Watch Title Click

【サービス】

インターリンク、IP接続サービスを利用したインターネット電話を展開

■URL
http://www.interlink.or.jp/
http://www.il24.net/
http://www.nasdaq.co.jp/c_home.htm

 インターネット接続プロバイダーのインターリンクは28日、NTTのIP接続サービスに対応した定額常時接続サービス「ZOOT(ずっと)」を5月から東京と大阪で開始する予定だが、このZOOTサービス用の電話アダプター「ZOOT Phone Adapter」を11月から出荷すると発表した。

 ZOOTは、NTTのIP接続サービス料金・月額4,500円のほか、接続料金として月額1,000で利用できる定額常時接続サービス。Eメールやホームページスペースなどはオプションで用意されている。ZOOTについては、すでに4月25日からオンラインサインアップのかたちで申し込みを受け付けており、1日200件強のペースで申し込みがあるという。

 そして今回、ZOOTサービス契約者向けの電話アダプターを発表した。月額数百円でこのアダプターをレンタルする予定で、パソコンを使ってはいるがパソコンと通常の家庭用電話機をこのアダプターを介して接続すると、今までとは違うインターネット電話が利用できるとしている。

 今までのインターネット電話と最も違う点は、パソコンのスピーカーから音が出るわけではなく、電話機の呼び出し音が鳴ること。通常の電話と同じように、呼び出し音が鳴ったら受話器を取るだけで会話ができる。電話をかける際には、電話機でIPアドレスをプッシュ(例123#123#12#1#)する。家庭用の普通の電話機を使うため、短縮ダイヤルや留守番電話などの機能も利用可能。

 ただし、会話が国際電話のように遅延するほか、お互いがこのサービスを使っていなければならない。また、パソコンの電源も常に入っていなければならない。

 同社では、日本の電話5,000万契約の半数2,500万契約をZOOT Phoneにしていきたいとしている。

 なお、この発表は毎週行なわれているナスダック・ジャパン・クラブ事業計画発表会で発表されたもの。同発表会は、資金ニーズなどがあるベンチャー起業家とビジネスパートナーらが接点を持てる場として開催されている。

 今回の説明企業は、インターリンクのほか、ISO9000やISO14001認証(品質保証)取得ツールキット販売、関連事業のテスコ、現物の「のぼり」(細長い布に竿に通し立てて標識とするもの、中古車ディーラーなどに立っている)とパソコンのデスクトップ上に立てた「デジタルのぼり」をリンクするかたちでビジネスを行なうスマイル、出産前後のママをターゲットとしたEC、コミュニティー、コンテンツサイトの企画開発、運営を行なうママゲンキ・ドットコム、オークションやバーチャルモール、ダイヤモンドECを展開するネットアリーナ・ジャパンの5社。

(2000/4/28)

[Reported by betsui@impress.co.jp]


INTERNET Watchホームページ

ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp