ウェストドイッチェランデスバンク(西ドイツ銀行)は9日、インターネットを利用した金融取引サービス「ウェストエルビーディール」を日本およびアジアで開始するとともに、このサービス専用のWebサイトを新設すると発表した。サービスの開始は5月22日の週になる見通し。
「ウェストエルビーディール」は、フォレックスバンクが提供(開発はコグノテック)している外国為替自動ディーリング・ソリューション「AutoDeal LITE(オートディールライト)」の技術を利用しており、すでに米国ではサービスが開始されている。
専用Webサイトは日本語で表示されるが、セキュリティーなどの兼ね合いなどもありURLは一般公開せず、あくまでも利用顧客専用のWebサイトとなる。当初は主要20通貨とアジア通貨の外国為替直物取引と先物取引を行なうが、金利取引など取り扱い金融商品を拡大させていく予定。取引時間は、シドニー市場開始時間からシンガポール市場終了時間(日本時間で午前6時から午後8時)まで可能だが、ニーズなどを考えると当初は日本時間で午前8時から午後6時を予定している。
また、専用サイトにアクセスすると、同行のトレーディング部門やセールス部門、調査部門へのアクセスが可能になるため、価格や同行の相場見通し、経済情報などがリアルタイムで入手することができる。
先月ぐらいから、電話取引を行なっている顧客に対して「ウェストエルビーディール」のデモを行なうなど利用を勧めており、商社や地方銀行、メーカーなど10数社が実際に利用する見込みだという。
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(2000/5/9)
[Reported by betsui@impress.co.jp]