アジア各国・地域に根付いている日本人の会計事務所系コンサルタントがネットワークを構築し、アジアに進出している、もしくはアジアに進出しようと考えている日系企業に対して、会計・税務を中心とした経営全般のサポートや情報提供など、さまざまなサービスを展開しようとしていることが明らかになった。
その中心となっているのが京都に本社を構え、上海に事業所をもつ会計事務所系総合コンサルティング会社のマイツ(池田公認会計士事務所)。マイツの顧問契約件数は本年2月1日現在、国内では法人が465件、個人が598件、上海では法人138件となっている。
このマイツ(上海・日本)に加え、香港、タイ、シンガポールで展開している各日本人会計事務所等が「職業会計人アジアネットワーク(仮称:Japan Professional Accountant Asia Net、JPAAN)」を結成しようというものだ。
詳細はまだ未定だが、まず今夏にもこのサービス専門のWebサイトを立ち上げる見込み。具体的には、このWebサイトを通じて情報を提供したり、質問を受け付けそのアドバイスを行なっていくかまえ。現在、マイツが毎月発行している「邁伊茲・上海通信」のようなニュースレターの発行なども考えられている。
将来的には、ベトナムやマレーシア、フィリピン、韓国、台湾で展開する日本人会計士や税理士、日本のローカル監査法人にも広く参加を呼びかけ、ネットワークを拡大させていく方針で、総合的なアジア地区のサービス団体として認知されることを目指す。。
(2000/5/10)
[Reported by betsui@impress.co.jp]