■URL
http://www.ntt-east.co.jp/release/0005/000511.html
http://www.ntt-west.co.jp/news/0005/000511.html
NTT東日本とNTT西日本は、既設の電話配線などを利用することにより既存のマンションでも容易にインターネット接続環境を構築できるという「インターネットマンションKIT」を5月15日から販売する。マンションのオーナーやデベロッパーを対象としたもので、販売価格は、総戸数20戸のマンションで既設電話配線を利用した場合、初期費用が約400万円、年額費用が初年度約848,000円、2年目以降が約948,000円となっている。なお、費用には、インターネット端末やサーバー、管理サービス、サポートサービスなどが含まれている。
インターネットマンションKITでは、マンション内のネットワークに、既設の電話配線を利用してネットワークを構築できる「HomePNA」を採用する。これにより1Mbpsのデータ通信と電話サービスの同時利用が可能だ。また、利用者向けのインターネット端末には、普通のテレビで利用できる「NCTV端末」を使用する。ほかには、地域内やマンション内の情報を提供するコンテンツの作成や、サポートサービスなども提供する。
最近では、マンション内のネットワーク構築にHomePNAを導入する例が相次いでいる。3月には、大手デベロッパー大京のライオンズマンションがHomePNAに準拠した製品「HomeRun」を標準装備とすると発表したほか、4月には東急コミュニティーがHome PNAを利用した居住者向けのネットワークサービスを提供すると発表している。
◎関連記事
■ライオンズマンションでHomePNAネットワークを標準装備へ
■東急、マンション向けコミュニティ/ネット接続サービス
(2000/5/11)
[Reported by okiyama@impress.co.jp / 金丸雄一]